ニール・ヒューズ
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スターン・アギーのアナリスト、ショウ・ウー氏は水曜日、約3週間半後に終了するAppleの今四半期決算に関する最新情報を投資家に発表した。同社のグローバルサプライチェーンを調査した結果、iPhoneの勢いは全般的に強く、iPhone 4S、iPhone 4、iPhone 3GSの販売が好調であることがわかった。
「これはスマートフォンの普及を促進するだけでなく、AndroidやBlackBerryに対するシェア拡大にも貢献しています(HTCとRIMMの両社が数字を落としていることからもそれが分かります)。サプライヤー調査の結果、生産能力は大幅に向上しているものの、需要は依然として供給を上回っています」とウー氏は述べている。
これを受けてウー氏は、今四半期のiPhone販売台数予測を2,600万台から2,800万台に引き上げた。また、薄型軽量のMacBook Airの好調さを特に考慮し、Macの販売台数予測も500万台から520万台に引き上げた。
先月のある報道によると、MacBook Airは現在、Appleのノートパソコン出荷台数の28%を占めているという。2010年後半に刷新されたこの製品ラインは非常に人気が高く、Appleは2012年に15インチの新モデルを投入してラインアップを拡大すると噂されている。
iPhoneとMacはウー氏の予想を上回っていると報じられているものの、iPadの出荷台数は今四半期は「やや低調」だとウー氏は述べ、販売台数予想を1500万台から1350万台に引き下げた。ウー氏によると、iPadの販売が低迷している理由としては、Amazon Kindle Fireとの競合に加え、より機能豊富なMacBook Airを選ぶユーザーもいるという。
ウー氏の予測が正しかったとしても、ホリデーシーズンの四半期にiPadが1,350万台販売されれば、Appleにとって新たな記録となる。これまでの最高記録はiPad 1,120万台で、Macも過去最高の489万台を販売した。
ウー氏の主張は、別のアナリストが火曜日に示唆した内容とも一致している。カナコード・ジェニュイティのT・マイケル・ウォークリー氏は、iPadの販売予測を100万台下方修正し、1300万台とした。ウォークリー氏によると、iPadの販売が減速しているのは、2012年初頭に予定されている新型iPadの発売と、199ドルのKindle Fireとの新たな競合によるものだという。しかしウォークリー氏は、iPadの市場シェア低下は、第4四半期のiPhone販売台数3050万台によって十分に相殺されるとも述べている。