ウィリアム・ギャラガー
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スマートフォンでTikTok
FCCのブレンダン・カー氏はTikTokをApp Storeから削除するよう圧力をかけ続けており、彼の最新の戦術は司法省に書簡を送り、反トラスト法訴訟を起こそうとすることだ。
連邦通信委員会(FCC)のトップである共和党委員であるカー氏は、以前からAppleとGoogleに対し、TikTokの禁止を強く求めてきた。2022年6月、ティム・クック氏とサンダー・ピチャイ氏に宛てた書簡の中で、同氏はTikTokを「羊の皮をかぶった狼」と呼んだ。
CNNによると、カー氏はその後、これらの大手IT企業とTikTokについて司法省に書簡を送った。カー氏は、TikTokがApp StoreとGoogle Playストアに存在することは独占禁止法違反に当たると主張している。
「アップルとグーグルは、既存の独占禁止法や競争法違反の主張に対する抗弁として主張しているような、利他主義的あるいは競争促進的な目的のために、アプリに対する強固な統制を行使しているわけではない」とカー氏は記した。「むしろ、彼らの行動は、そうした根拠が単なる口実、つまり責任逃れのために持ち出されたお守り的な言い訳に過ぎないことを示している。」
したがって、カー氏は、司法省の反トラスト局は「アップルとグーグルの反競争的行為の合理性を評価する範囲で」TikTokを考慮に入れるべきだと主張する。
CNNが入手したカー氏の書簡は、2022年12月2日に司法省の反トラスト局長ジョナサン・カンター氏に送られた。
一方、カー氏は最近、米国におけるTikTokの禁止は避けられないと主張した。カー氏の懸念は、このソーシャルメディアサービスが中国に所有されていることに関係している。
同氏は、データが「(中国共産党の)手に戻らない」と確信するのは不可能だと考えている。
この発言に対し、TikTokはカー氏が「TikTokに関する米国政府との秘密協議には一切関与していない」と反論した。また同社は、カー氏は「FCC委員としての役割とは独立した見解を表明しているようだ」と述べた。
TikTokは、カー司法長官が司法省に送った書簡に返答していない。CNNによると、Googleはコメントを拒否し、Appleと司法省も要請に応じなかったという。