ニール・ヒューズ
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タイコンデロガ・セキュリティーズのブライアン・ホワイト氏は、「アップル・バロメーター」に注目している。これは、アップルから大きな収益を得ている台湾に拠点を置く様々なサプライヤーの独自指数である。アップル・バロメーターの最新データによると、サプライチェーンの売上高は前月比17%増と、過去6年間の平均である前月比2%増を大きく上回っている。
実際、ホワイト氏は、これらの数字はアップルが11月に同社史上最高の業績を記録する見込みであると述べた。これは予想通りの数字と言えるだろう。新発売のiPhone 4S、売れ筋のiPad 2、そしてAppleのMacプラットフォームの人気が高まることで、カリフォルニア州クパティーノに本社を置く同社は、このホリデーシーズンに新たな高みへと躍り出ると見込まれているからだ。
アップルの役員らは、10月に行われた直近の四半期決算発表の電話会議でも同様の発言をした。最高財務責任者(CFO)のピーター・オッペンハイマー氏は投資家に対し、12月四半期にはiPhoneとiPadの両方で同社新記録を達成すると予想していると語った。
ホワイト氏は、アップルのサプライチェーンが11月に好調な業績を上げたのは、投資家の一部に懸念を引き起こした比較的低調な10月を経てのことだと述べた。しかし、10月の出荷台数、特にiPad 2の減少は、アップルが前四半期に大量の発注を行っていたことが原因だと考えられている。
「11月にサプライチェーンに関するネガティブなデータポイントがアップルの株価を下落させたが、今日のアップルバロメーターの結果は短期的に株価上昇の原動力となると信じている」とホワイト氏は記した。