アップル、「テトリス」映画訴訟で勝利

アップル、「テトリス」映画訴訟で勝利

ウィリアム・ギャラガーのプロフィール写真ウィリアム・ギャラガー

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『テトリス』のタロン・エジャトン(画像提供:Apple)

裁判官は、Apple TV+の映画「テトリス」がゲームの歴史に関する本を盗作したという訴訟を却下した。

ドラマ・ドキュメンタリー映画「テトリス」は、2020年にApple TV+が買収するまで、何年も資金調達に苦労していたと報じられていた。その後、制作に入り、2023年3月からApple TV+で配信されたが、その後訴訟に発展した。

作家のダン・アッカーマン氏は、アップル社、テトリス社、その他企業が、彼のゲームに関する著書を、報酬や許可なしに翻案したと主張していた。しかし、ロイター通信によると、この訴訟は現在、棄却されている。

キャサリン・フェイラ連邦地方判事は、映画と原作は十分に類似していないと判断した。具体的には、両作品とも同一の実話に基づいていると指摘した。

「原告の本はノンフィクション作品であるため、被告は原告の独自の表現を模倣しない限り、原告の本に含まれる事実を映画製作に利用する権利がある」とフェイラ判事は判決を下した。

アッカーマン氏の著書は『テトリス エフェクト:世界を催眠状態にしたゲーム』で、2016年に出版された。アッカーマン氏によると、同氏は出版前の原稿をテトリス社に提出したところ、同社から「厳しい言葉で書かれた業務停止命令書」が届いたという。

その時点で、テトリス社は映画も含め、アッカーマン氏の本に基づくあらゆるプロジェクトのライセンス供与を拒否したとされている。

映画『テトリス』は現在Apple TV+で配信中です。脚本はノア・ピンク、監督はジョン・S・ベアード、主演はタロン・エジャトンです。