マイクロソフト、「Microsoft 365」を2022年に値上げへ、「価値の向上」を理由に

マイクロソフト、「Microsoft 365」を2022年に値上げへ、「価値の向上」を理由に

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マイクロソフトは先週、主力製品である生産性向上スイート「Microsoft 365」の法人向け価格を値上げする計画を発表した。同社はこれを、2011年にパッケージが発売されて以来初の「実質的な」価格改定としている。

ブログ投稿で発表された新しい価格体系は商用サブスクリプションにのみ適用され、より安価なプランでは値上がり幅が最も大きくなる。

2022年3月1日より、MicrosoftのOffice 365 E1はユーザーあたり月額8ドルから25%値上げの10ドルとなり、Office 365 E3はユーザーあたり月額20ドルから23ドルへと13%値上げされます。最上位プランのOffice 365 E5は35ドルから38ドルへと9%値上げとなります。

Officeアプリに加え、メール、ソーシャル、ワークマネジメントなどのソフトウェアを含むMicrosoft 365バンドルも値上げとなり、Microsoft 365 Business Basicはユーザー1人あたり月額5ドルから6ドルに値上げされます。Microsoft 365 Business Premiumはユーザー1人あたり月額20ドルから22ドルに、Microsoft 365 E3は32ドルから36ドルに値上げされます。

同社は「今回の価格改定は、過去10年間にわたり当社が顧客に提供してきた価値の向上を反映している」と述べた。

マイクロソフトによれば、今回の値上げは世界規模で展開され、特定の地域では現地市場の調整が行われる予定だという。

マイクロソフトは発表の中で、以前はOffice 365としてブランド化されていたMicrosoft 365の改良点を強調しました。これには、コミュニケーションとコラボレーション、セキュリティとコンプライアンス、AIと自動化の進化が含まれます。マイクロソフトによると、3億人以上の有料ユーザーがこれらの生産性向上スイートを活用しています。

同社はこの機会に、エンタープライズ、ビジネス、最前線、政府スイート全体で Microsoft Teams 会議に無制限のダイヤルイン機能を追加することを発表しました。この機能は今後数か月かけて展開される予定です。