マイキー・キャンベル
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Facebookは、ビデオファーストの企業になるための最新の取り組みとして、Apple TVのようなセットトップストリーミングボックス向けに設計されたビデオコンテンツ配信アプリを開発していると言われている。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、同社の計画に詳しい情報筋を引用し、Facebookが世界中のリビングルームのテレビ画面にビデオコンテンツと広告を届けるtvOSアプリを開発していると報じた。
Facebookは長年、動画中心のストリーミングアプリの構想を温めてきたが、幹部らは昨年夏、計画を実行に移すことを決定した。現在開発中のこのアプリは、Rokuなどのセットトップボックス企業と提携して開発されている既存のアプリよりも動画に重点を置いたものになると言われている。情報筋によると、噂されているこのアプリでは写真などのメディアを視聴できる代わりに、「動画以外のコンテンツ」は含まれないという。
Facebookのこの名前未定のプロジェクトは、テレビ広告市場への参入を目指す同社の最新の試みだと報道されている。リリース日はまだ明らかにされていないものの、この動画アプリは、Facebookが動画視聴者、そして近いうちにテレビ視聴者獲得を目指す次のステップとして登場すると予想されている。動画事業への進出に向けた社内の準備は2014年に始まり、関係者によると、従業員たちはFacebookの将来像を「モバイルTV」のようなものと呼び始めたという。
同社のFacebook Liveライブストリーミングサービスは、iOSネイティブアプリとオンラインで展開されており、サービス開始以来、数百万人のユーザーが様々な配信を視聴するなど成功を収めています。噂されているtvOSサービスにFacebook Liveコンテンツが含まれるのか、それとも長編オリジナルコンテンツのみが含まれるのかは不明です。メディア企業やデジタルスターは、セットトップボックスでのストリーミングに適した、脚本付き・脚本なしのオリジナル番組「TVフォーマット」を提供するためにFacebookと協議中であると主張しています。
いつものように、広告収入が優先順位の変化を牽引しています。Facebook Liveや、新たに噂されているApple TVといったサービスを通じて、Facebookは人々が生放送のテレビ視聴に費やす時間を奪おうとしています。これらの取り組みが効果を発揮するかどうか次第で、広告収入もそれに追随するはずです。
本日の報道では、ローンチの明確な時期については言及されなかったが、tvOS アプリが実現すれば、Facebook は YouTube などの既存のメディア企業と真っ向から競合することになるだろう。