世界的な逆風にもかかわらず、アップルの米国と欧州でのiPhone販売は増加

世界的な逆風にもかかわらず、アップルの米国と欧州でのiPhone販売は増加

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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新たな調査データによると、アップルは世界的な出荷数の減少にもかかわらず、4-6月期に米国と欧州5大市場でiPhoneの売上を伸ばすことができた。

カンター・ワールドパネルが今週発表したデータによると、Appleの米国における売上高は前年比1.3ポイント増となり、米国スマートフォン市場の31.8%を占めた。一方、Androidメーカーの累計シェアは66.1%から65.5%へとわずかに低下した。

さらに、単体のデバイスとしてカウントすると、iPhone 6sと6s Plusが最も売れた製品となり、15.1%のシェアを獲得しました。サムスンのGalaxy S7とS7 Edgeが14.1%で2位、iPhone SEが5.1%で3位となりました。

SEは英国で最も売れた携帯電話で、9.2%のシェアを獲得しました。iPhone 6sも9.1%でこれに続きました。iPhoneプラットフォーム全体のシェアは、この地域で3.1ポイント上昇し、37.2%となりました。

ドイツにおけるiPhoneのシェアは、2015年第3四半期以来初めて増加し、前年同期比1ポイント増の14.2%となったと報じられています。フランスでは横ばいだったものの、イタリアとスペインでは若干の減少が見られ、主要5カ国におけるAppleのシェアは0.7ポイントにとどまりました。

アップルにとって最大の打撃となったのは中国で、シェアは1.8ポイント低下し17.9%にとどまった。これはファーウェイの25.7%、シャオミの18.5%を下回る数字だとカンターは指摘している。iPhone 6sと6 Plusは単体で最も売れたスマートフォンだったが、iPhone SEのシェアはわずか2.5%にとどまった。カンターは供給不足が原因だと分析している。

アップルは第3四半期に全世界で約4,040万台のiPhoneを出荷した。これは前年同期比15%の減少となる。それでもなお、アップルはベンダー別では2位を維持しており、8,000万台で大きなリードを維持しているサムスンに次ぐ2位となっている。