NSA内部告発者エドワード・スノーデンが超高セキュリティiPhoneケースを共同開発

NSA内部告発者エドワード・スノーデンが超高セキュリティiPhoneケースを共同開発

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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提案されたケースのモックアップ。

元国家安全保障局の契約職員エドワード・スノーデンはロシアに亡命しているにもかかわらず、有名なハードウェアハッカーと協力し、外部からの覗き見のリスクを排除するiPhoneケースを設計していると報じられている。

Wiredが木曜日に報じたところによると、アンドリュー・「バニー」・フアン氏の協力を得て製作されているこのケースは、MITメディアラボで開催されたイベントで本日公開された。まだ構想段階ではあるものの、このケースはiPhoneのSIMスロットにワイヤーを通し、回路基板上のテストポイントに接続する。そのため、SIMカード自体をケース内に再配置する必要がある。

このアクセサリはGPS、Wi-Fi、Bluetooth、携帯電話の無線通信を監視し、本来動作していないはずの時に動作している場合は警告を発します。NSAのような高度なハッカーは、マルウェアを使って、実際には通信しているにもかかわらず、携帯電話がサイレント状態のように見せかけることが可能です。個人を盗聴するために特別に設計されたコードがなくても、捕捉された無線データから人物の位置を特定したり、行動を監視したりすることが可能になります。

さらに極端な解決策としては、不要な通信が検出されると iPhone の電源を自動的に切るように設定することもできます。

実用的なプロトタイプケースは来年中に公開される予定で、長期的な目標は、ジャーナリストに供給可能な改造iPhoneの中国サプライチェーンを立ち上げることです。設計とオリジナルコードはオープンソースとなります。

2013年にNSAの大規模監視プログラムを暴露したことで最も有名なスノーデン氏は、報道の自由財団の理事としてこのプロジェクトに携わっています。スノーデン氏は、2013年の情報漏洩以来、スマートフォンを持ち歩いていないと述べています。米国政府がスマートフォンを使って自分を見つけ出すのではないかと懸念しているからです。