Apple、ビデオサービスNextVRを1億ドルで買収か

Apple、ビデオサービスNextVRを1億ドルで買収か

マルコム・オーウェンのプロフィール写真マルコム・オーウェン

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Appleは、拡張現実と仮想現実のチームと特許保有量をさらに拡大することを目指しており、カリフォルニアのVR企業NextVRを1億ドルで買収する噂がある。

オレンジカウンティに拠点を置くNextVRは、ライブイベントVR企業です。NBA、ウィンブルドン、Fox Sportsなどと提携し、スポーツや音楽公演などの特別なイベントをベースにVR動画コンテンツを制作しています。これらのコンテンツは、Oculus、HTC、PlayStation VRなどのVRヘッドセットに対応しており、消費者は自宅のVRヘッドセットで視聴できます。

9to5Macによると、同社はAppleによる買収手続きを進めている模様で、両社は約1億ドル規模の取引を進めている模様だ。Appleが支配権を握っているとみられるダミー会社が、同社のエンジニアの大半を採用する準備を進めていると報じられている。買収はまだ公式発表されていないものの、従業員にはAppleのオフィスに近い場所、おそらくクパチーノ市内への移転が必要になると伝えられているようだ。

NextVRは、2019年初頭のシリーズC資金調達ラウンドの失敗により従業員の40%が解雇されたため、Appleによる買収候補となった可能性があります。拡張現実(AR)への注目度の高まりにより、NextVRのVR事業は潜在的な投資家にとってリスクとなった可能性が示唆されています。

NextVRは、ライブイベントのVR版撮影における専門知識に加え、Appleが関心を持つ可能性のあるビデオストリームのアップスケール化に関する特許技術も保有しています。また、VRおよび関連技術において40件以上の特許を保有しています。

本稿執筆時点では、NextVRもAppleも買収の件についてコメントしていない。

Appleは拡張現実(AR)と仮想現実(VR)に多額の投資を行っており、長年にわたり、AR/VRヘッドセット、あるいはスマートグラスの開発に取り組んでいるとの噂が流れています。その過程で、AppleはAR/VR関連の膨大な特許を保有しており、コンテンツの表示と制作のためのハードウェアとシステムの両方を網羅しています。

製品の出荷に関しては、Apple は開発者が iOS アプリに AR 機能を追加できるようにするフレームワークである ARKit をリリースしました。