タイム誌の「今年の人」はアップルCEOティム・クックではなく「エボラ闘士たち」に贈られる

タイム誌の「今年の人」はアップルCEOティム・クックではなく「エボラ闘士たち」に贈られる

サム・オリバーのプロフィール写真サム・オリバー

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タイム誌は水曜日、2014年の「今年の人」では特定の人物を取り上げず、代わりにアフリカでエボラ出血熱と闘う医療従事者に敬意を表すると発表したが、アップルの最高経営責任者(CEO)もその一人としてタイム誌から排除された。

「エボラは戦争であり、警告でもある」と、タイム誌編集者のナンシー・ギブスは選出理由について述べている。「世界の保健システムは、私たちを感染症から守るほど強力とは言えない。そして『私たち』とは、この脅威が日々多くの命を奪っている遠く離れた場所の人々だけでなく、すべての人々を意味する。世界中の人々が安心して眠れるのは、立ち上がって戦う意志を持つ男女の集団がいるからだ。」

クック氏に加え、最終候補にはアリババCEOのジャック・マー氏、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領、ポップスターのテイラー・スウィフト氏、NFLコミッショナーのロジャー・グッデル氏、イラク・クルディスタン地域のマソウド・バルザニ暫定大統領も名を連ねた。ミズーリ州ファーガソンの抗議活動参加者も、エボラ出血熱の医療従事者らと並んで候補に挙がった。

クック氏がこの栄誉にノミネートされたのは今回が2度目だが、最終的には落選した。2012年には次点に挙げられ、バラク・オバマ大統領が受賞した。

「アップルでスティーブ・ジョブズが成し遂げた、あらゆるカテゴリーを定期的に刷新するという偉業を、彼が果たせるかどうか、誰もが疑問に思っていました」と、ギブス氏は今週初めのクック氏の就任について述べた。「Apple Watchによって、彼がそれを成し遂げる可能性は十分にあると考えています」