ノキアとモトローラ、アップルの1週間前という「最悪のタイミング」で新携帯電話を発表

ノキアとモトローラ、アップルの1週間前という「最悪のタイミング」で新携帯電話を発表

ニール・ヒューズのプロフィール写真ニール・ヒューズ

· 1分で読めます

ノキアとグーグル傘下のモトローラ・モビリティは、アップルが次世代iPhoneを発表すると予想されるちょうど1週間前に、本日、新製品を発表するイベントを開催する。

トピーカ・キャピタル・マーケッツのアナリスト、ブライアン・ホワイト氏は、モトローラとノキアのイベントは「最悪のタイミング」だと指摘する。HTCもこれに加わり、アップルのイベントの1週間後、9月19日にイベントを開催する予定だ。

「結局のところ、ノキア、モトローラ、HTCは、世界で最も期待されていた消費者向け電子機器であるiPhone 5の発売と同時に重要な新型スマートフォンを発売したことを後悔することになるだろうと我々は考えている」とホワイト氏は水曜日の投資家向けメモに記した。

ホワイト氏は、アップルの競合他社が今月発表するスマートフォンのほとんどが、大型画面、高速チップ、高速4G LTEデータ接続といった期待通りの機能を備えていると予想している。しかし、アップルの「垂直統合型デジタルグリッド」がなければ、競合企業が新型iPhoneに対抗できる可能性は低いとホワイト氏は考えている。

「アップルはデバイス間のシームレスな接続機能を提供しており、それが同社のデジタルグリッドを差別化している。この体験はiCloudの導入によって著しく向上した」と同氏は書いている。

ノキア、モトローラ、HTC、リサーチ・イン・モーションといった競合ブランドのブランド力は低下している一方、アップルのブランド力は向上を続けている。そのため、ホワイト氏は、今後18~24ヶ月以内にHTC、ノキア、RIMが独立した企業ではなくなる可能性もあると述べている。

Appleが火曜日に来週開催されるメディアイベントへの招待状を送付したことを受け、次期iPhoneへの関心は最高潮に達している。同社はサンフランシスコのイエルバブエナ・センター・フォー・ジ・アーツで開催される基調講演で「iPhone 5」を発表すると予想されている。これは太平洋標準時午前10時、米国東部標準時午後1時だ。