Apple TV+は量より質を重視しているとエディ・キュー氏が語る

Apple TV+は量より質を重視しているとエディ・キュー氏が語る

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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Appleが発表した番組の一つ「For All Mankind」。

今秋開始予定のApple TV+は、小規模ながらも質の高いラインナップに重点を置くと、Appleのソフトウェアおよびサービス担当副社長エディー・キュー氏は最近のインタビューで語った。

同社は「最も多くのコンテンツを作る」のではなく「最高のコンテンツを作る」ことに取り組んでいると、キュー氏は今週タイムズ紙に語った。しかしキュー氏は、Netflixが新コンテンツを絶え間なく提供することで成功を収めており、視聴者からは「コンテンツが多すぎてどれを選ぶか迷う」という不満の声さえ上がっていることを認めた。

「彼らのモットーは、視聴者が常に楽しめるコンテンツをたくさん制作することであり、それは非常にうまく機能しています」とキュー氏は述べた。「そのモデル自体に問題があるわけではありませんが、私たちのモデルではありません。」

Appleは、スティーブン・スピルバーグ、J・J・エイブラムス、オプラ・ウィンフリーといった著名クリエイターを起用したオリジナル番組を多数準備しており、サービス開始に向けて準備を進めています。しかし、サードパーティ製の番組や映画を提供するかどうかはまだ明らかではありません。また、Appleのビデオサービスは今のところ米国の視聴者をターゲットにしているようですが、Netflixは世界中の文化圏をターゲットにしています。Appleのサービス開始地域はまだ発表されていません。

キュー氏はまた、同社の盲点を考慮して、Apple TV+のコンテンツを担当させるために、元ソニー幹部のジェイミー・エルリヒト氏とザック・ヴァン・アンバーグ氏を採用しなければならなかったことも認めた。

「テレビについて、私たちが熱心な消費者であること以外、あまり詳しくありません。でも、だからといって専門家だとは言えません」と彼は言った。「私たちが賢いのは、何かに取り組みたいと思った時に、その分野について何も知らない時は、それに最適な人材を探し出すことです」

Appleの計画に関する詳細、例えば価格などは、9月のiPhoneイベントで発表される見込みです。その準備として、同社は「TV」アプリを刷新し、RokuやAmazonのストリーミングサービスといったサードパーティプラットフォームにも対応させる予定です。