元アップルCFO、SECとのオプション和解で350万ドルを返済へ

元アップルCFO、SECとのオプション和解で350万ドルを返済へ

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アップル社の元最高財務責任者フレッド・アンダーソン氏が、同社在職中にストックオプションを遡及付与したとの疑惑で証券取引委員会と和解したとウォール・ストリート・ジャーナル紙が月曜夜ウェブサイトで報じた。

同紙は匿名の情報源を引用し、アンダーソン氏は約15万ドルの罰金と約350万ドルのオプション利益の返還に同意したが、不正行為については認めないと伝えた。

SECは、2001年1月にアップルの最高経営責任者(CEO)ジョブズ氏がアップルの幹部にオプション付与を承認した件で、アンダーソン氏とアップルの元法務顧問ナンシー・ハイネン氏に狙いを定めていたと、マーキュリー・ニュースは月曜日に報じた。同紙によると、アンダーソン氏とハイネン氏はともに、この付与に基づいてオプションを受け取ったという。

ウォール・ストリート・ジャーナルは月曜日の夜、SECがハイネン氏に対して民事訴訟を起こす見込みだと報じた。ハイネン氏は、前述の付与に関する私的取引に加え、実際には行われなかった取締役会議事録を偽造し、ジョブズ氏に付与された750万株のオプション付与に関する彼女の関与についても訴追されることになる。

同紙によると、アップルの元法律顧問は、この容疑に異議を唱える予定だという。