Facebook、数時間にわたる障害後、復旧の兆し

Facebook、数時間にわたる障害後、復旧の兆し

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月曜日にフェイスブック、インスタグラム、ワッツアップが6時間近くダウンした大規模障害の後、このソーシャルメディア大手の主力サービスはよろめきながら復活しつつある。

Facebook、Instagram、WhatsApp、Messenger、Oculus VRは、米国東部時間午前11時30分頃、Facebookサーバーの設定ミスと思われる不具合により、インターネットからほぼ消滅しました。約6時間のダウンタイムの後、Facebookのサービスは一部ユーザー向けに再開されましたが、完全な復旧にはしばらく時間がかかる見込みです。

Cloudflareのブログ投稿で詳しく説明されているように、この問題はボーダーゲートウェイプロトコル(BGP)のアップデートに起因しており、このアップデートがトラフィックルーティングに影響を与え、ドメインネームシステム(DNS)の障害を引き起こしました。BGPは、ネットワークが他のネットワークに自身の存在を通知し、それに応じてトラフィックをルーティングするために使用するシステムです。Facebookが通知するルーティング情報がないと、DNSリゾルバはfacebook.comやinstagram.comといったIPアドレスへのクエリに応答できません。

復旧作業に取り組んでいるとされる情報筋は、ジャーナリストのブライアン・クレブス氏に、BGPアップデートによってFacebookシステムへのリモートアクセスが遮断され、現場外の技術者が変更を元に戻すことができなかったと語った。影響を受けたシステムに物理的にアクセスできた者も、ネットワークアクセスがないため修正を適用できなかった。

ニューヨーク・タイムズ紙によると、セキュリティエンジニアたちは、デジタルバッジが機能しなくなったため、影響を受けたサーバーにアクセスできなくなったと述べており、事態はさらに悪化した。他の従業員によると、Facebookの社内コミュニケーションプラットフォームであるWorkplaceも、広範囲にわたる障害の影響でオフラインになったという。

タイムズ紙が入手した社内メモによると、Facebookは従業員チームをカリフォルニア州サンタクララのデータセンターに派遣し、サーバーの「手動リセット」を試みたという。この試みは功を奏し、サービスは徐々に復旧しつつある。

フェイスブックはこの件について詳細を明らかにしていないが、幹部らはツイッターなど他のプラットフォームでダウンタイムについて謝罪した。