ニール・ヒューズ
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出典:バラエティ
アップルの故共同創設者を描いた期待の高い映画からクリスチャン・ベールが降板したことを受けて、マイケル・ファスベンダーがスティーブ・ジョブズ役を引き受ける交渉中だと言われている。
Variety誌によると、ソニーが制作するこの映画の製作陣は現在ファスベンダーと交渉中で、交渉は「初期段階」だと報じられている。ベールはジョブズ役を引き受ける最終交渉に入っていたと報じられていたが、今週、自分がその役にふさわしくないと判断し、出演を断ったという。
ファスベンダーはハリウッドで最も急速に人気が上昇しているスターの一人であり、「X-メン」シリーズのマグニートーや「プロメテウス」のアンドロイド・デイビッドといった主流の役柄をこなす一方で、「イングロリアス・バスターズ」や「シェイム」といった批評家から高い評価を得ている役もこなしている。昨年、ファスベンダーは「それでも夜は明ける」でエドウィン・エップスを演じ、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。
ベールは、この企画に参加しながらも最終的に降板した有名俳優としては初めてではない。ベールが興味を示す前には、レオナルド・ディカプリオがこの役の候補に挙がっていたが、彼も辞退している。
ジョブズ役には他にマット・デイモン、ベン・アフレック、ブラッドリー・クーパーらの名前が挙がっている。
苦境に立たされたこの製作陣は、ソニー・ピクチャーズとの軋轢によりデヴィッド・フィンチャーが降板したことで、監督も降板した。今回、監督に就任するのは『トレインスポッティング』や『スラムドッグ$ミリオネア』で知られるダニー・ボイル。『スラムドッグ$ミリオネア』ではアカデミー賞受賞を果たした。
オスカー受賞脚本家アーロン・ソーキンが脚本を手掛け、ウォルター・アイザックソンによるジョブズの公式伝記を基にしている。映画には、ジョブズが初代Mac、NeXT、そしてiPodという主要製品を発表するまでの3つのシーンが描かれると言われている。
最近の報道では、俳優セス・ローゲンがアップルの共同創業者スティーブ・ウォズニアック役を演じるための最終交渉中であるとも示唆されている。