App Storeの独占を主張する反トラスト訴訟は手続き上の失態により却下された

App Storeの独占を主張する反トラスト訴訟は手続き上の失態により却下された

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iTunes App Storeで販売されるアプリについてアップルが独占権を持っていると主張する訴訟は木曜日に棄却された。原告らは問題のアプリを購入したことがないことから訴えの根拠がないと判断された。

米連邦地方裁判所のイボンヌ・ゴンザレス・ロジャース判事がアップルの訴訟棄却申し立てを認めるに至った手続き上の失策は、訴状を簡単に修正して再提出できるため、一時的な猶予にしかならない可能性が高いとブルームバーグは報じている。

ゴンザレス判事は命令書の中で、「原告らは、より安価な代替品を奪われた、Apple承認のアプリケーションに高額な料金を支払わされた、あるいはiPhoneが無効化または破壊されたという集団的な主張を立証していない」と述べた。「少なくとも、原告らは、Appleの申し立てられた行為に基づき、各原告が個人的に事実上の損害を被ったことを示す事実を主張する必要がある」

この訴訟は2011年に初めて提起され、AppleがアプリがApp Storeでのみ入手可能なエコシステムを構築することで独占的行為を行っていると非難している。さらに、Appleが売上の30%を徴収することでアプリの価格が高騰し、サードパーティの代替アプリによる競争が阻害されている。

アップルは3月の却下申し立てで、App Storeで販売されるアプリの価格を設定していないこと、また配布に対して収益の一定割合を徴収することを禁じる法律は存在しないことを指摘した。

木曜日の挫折にもかかわらず、原告側弁護士のアレクサンダー・シュミット氏は、判事の要求は容易に満たされると述べ、原告団が近い将来に再提訴するだろうと示唆した。