サム・オリバー
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台湾の業界紙DigiTimesが火曜日に報じた新たな情報によると、Appleは今後数ヶ月以内に第3世代iPadを発売した後も、現行のiPad 2を販売し続けると予測されている。iPad 2の価格は、エントリーモデルで最大399ドルまで下がると予想されており、これは現行の最低価格モデルより100ドル安くなる。これはAppleがiPhoneシリーズで採用している戦略に似ているだろう。
しかし、AppleはiPad 2の価格をさらに引き下げ、349ドル、あるいは299ドルまで下げる可能性もあると分析は結論づけている。299ドルのiPad 2は、199ドルという価格で新たな低価格タブレット市場を創出したAmazon Kindle Fireなど、Appleのタブレット競合製品に「深刻な」影響を与えると見られている。
同紙によると、Appleは299ドルという低価格のiPad 2に加え、iPadのラインナップを上位モデルに拡大する可能性があるという。同紙は先月、Appleが8メガピクセルのカメラと高解像度Retinaディスプレイを搭載したハイエンドiPadモデルと、5メガピクセルのカメラを搭載したミッドレンジモデルを発売すると報じていた。
しかし、その報道では、Apple が今月下旬に開催される MacWorld | iWorld カンファレンスで 2 つの新型 iPad モデルを発表するとも主張されていた。このイベントには Apple は 2009 年以来参加していない。MacWorld でいわゆる「iPad 3」が発表されるという主張は、より信頼性の高い報道によってすぐに否定された。
先月、AppleがiPad 2の注文を減らし始めたと報じられたが、2011年モデルのiPadが今後も割引価格で販売されるかどうかは「まだ判断するには時期尚早」だと付け加えた。アナリストの間では、エントリーレベルの新モデル投入は、Amazonがユーザーにデジタルコンテンツを提供するためにKindle Fireを赤字で販売しているとみられることに対するAppleの対抗策とみられている。