ニール・ヒューズ
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アップルの最高財務責任者ピーター・オッペンハイマー氏は、火曜日に行われた同社の四半期決算発表の電話会議でアナリストらに対し、同社の粗利益率について言及し、その見方を改めて示した。
「44.7%というのは非常に高い数字だと思います」とオッペンハイマー氏は述べた。「私がアップルに入社して15年経ちますが、これまでで最も高い数字です」
次四半期を見据え、CFOはAppleが再びこれほど高い利益率を維持できるとは考えていないと述べた。Appleは次四半期の売上高を約325億ドルと、従来通りの保守的な見通しを示した。
「昨年はiPhoneの販売が前期比で増加し、それが当社の前期比成長の大きな要因となりました」とオッペンハイマー氏は述べた。「特に44.7%という高値からすると、今年は同じ状況が再び訪れるとは考えていません。」
アップルの当四半期の会社全体の粗利益率は、ガイダンスを470ベーシスポイント上回りました。この差の約半分は原材料費やその他の製品コストの低下によるもので、残りは一部、予想を上回るiPhoneの販売によるものです。
Appleの9月四半期までの粗利益率(2012年第1四半期の44.7%の記録は含まない)。YChartsより。
ティム・クック最高経営責任者(CEO)は、ハードディスクドライブの不足により従来のハードディスクドライブの価格が高騰したにもかかわらず、好調な部品環境が今四半期の業績を支えたと述べた。クック氏は、Apple製品に使用されている部品の好調な価格設定は次四半期も続くと確信していると述べた。
オッペンハイマーは、部品環境は来四半期は好調で粗利益率の向上につながると予想されるものの、アップルは3月四半期の粗利益率が約270ベーシスポイント低下すると予想していると述べた。
「これは主に、12月から3月までの四半期の売上高が前四半期比で減少したことによるレバレッジ効果の喪失と、12月四半期にプラスとなった一時項目の不発生、そして米ドル高によるものだと見ている」と同氏は述べた。