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アップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は火曜日の記者会見で、同社が近々発売するインテルMacについて語り、デジタル音楽ダウンロード価格の値上げを検討している音楽業界を「強欲」と呼び、このような動きはユーザーを再び著作権侵害に走らせることになると警告した。
AP通信によると、ジョブズ氏は「価格を上げたいということは、彼らが貪欲になっているということだ。価格が上がれば、(消費者は)再び海賊版を購入し、誰もが損をすることになる」と述べた。
Macworld UKによれば、ジョブズ氏はまた、アップルのインテルプロセッサーへの切り替えが予定通りであることを確認し、「来年の6月までに出荷すると申し上げましたが、その通りになる見込みです」と語ったという。
標準的なPCハードで動作するようにIntel向けのMac OS Xの初期コピーが違法に配布および改ざんされた件について、ジョブズ氏は「OS XをPCで利用できるようにすることでMacにどのような影響が出るかは分からない」と述べ、「他のPCにはインストールできないようにIntel向けのOS Xの技術を組み込む」と約束した。
それでも、Appleはソフトウェア海賊版やハッカーに対しても屈しないようだ。「盗みは悪だ」とジョブズは言った。「地獄で焼かれたくないだろう。私たちは一部のソフトウェアを無料で配布することを選び、他のソフトウェアは配布しないことを選んでいる。」
一方、iPod部門の上級副社長ジョン・ルビンスタイン氏は記者団に対し、ラジオ機能に対する需要が十分ではないため、同社ではデジタルプレーヤーにラジオ機能を追加する予定はないと語った。
アップルの欧州事業責任者パスカル・カニ氏も同会議に出席し、同地域におけるアップルの業績の最新情報を報告した。「欧州では前四半期、アップルは過去最高の成長率を記録しました。前年比6~7%増です。[中略] 英国ではiPodが大成功を収め、ロシアとトルコでも好調でした。」
Appleの米国市場シェアは現在4.5%、世界市場シェアは3%となっている。
記者会見の詳しい情報は、Macworld UKからご覧いただけます。