マイキー・キャンベル
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木曜日の報道によると、コンテンツのライセンス交渉が行き詰まったため、アップルは期待されていたオーバー・ザ・トップ(OTT)ストリーミングテレビサービスの発表を2016年中に延期せざるを得なくなったという。
関係筋がブルームバーグに語ったところによると、アップルは当初、今年のiPhoneイベントでライブストリーミングサービスを発表する予定だったが、CBS、21世紀フォックス、NBCなどの大手ネットワークとの契約がまだまとまっていないため、計画は凍結されたという。
先月の報道によると、AppleはABC、CBS、NBC、Foxと交渉を進めているとのことで、契約交渉は難航しているようだ。既存のテレビ局との妥協点を見出すという困難なプロセスに加え、Appleは地元コンテンツの放映権も確保しなければならない。
本日早朝、パイパー・ジャフレーのアナリスト、ジーン・マンスター氏は、アップルが来月のiPhoneイベントでOTTサービスを発表する可能性は50%あると述べた。
ライセンス上のハードルに加え、Appleは今後大量に導入されるであろうApple TVにコンテンツを配信できるネットワークインフラを欠いていると報じられています。スムーズなストリーミング体験を確保するためには、米国各地のサーバーにコンテンツを配置する必要があるとされていますが、現時点ではカリフォルニア州、ネバダ州、ノースカロライナ州、オレゴン州にデータセンターが設置されているのみです。同社は独自のネットワークを構築してきましたが、コンテンツ配信の煩雑な作業については、現在Akamaiに大きく依存しています。
同誌はさらに、Appleの新サービスは月額約40ドルで、これまでの見積もりよりも高額になるとの情報筋を引用している。これまでの噂や憶測によると、Appleは大手ネットワークや一部のケーブルテレビ局が参加する、いわゆる「スキニー」チャンネルバンドルを販売する計画だが、ライセンス料や最終的な顧客コストは未定となっている。
最後に、情報筋によると、Appleは9月の基調講演で、OTTサービスなしでも刷新されたApple TVセットトップボックスを発表すると予想されている。このハードウェアは、内部構造のアップグレード、タッチパッドリモコン、Siriのサポート、専用アプリストアを備えるとされている。