マイク・ワーテル
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アップルはソフトバンクの1000億ドル規模のソフトバンク・ビジョン・ファンドに10億ドルを投資すると発表した。このうち500億ドルは米国を拠点とする企業に使われると次期トランプ政権は主張している。
アップルは短い声明でこの投資について言及し、「彼らの新しいファンドは、アップルにとって戦略的に重要となる可能性のある技術開発を加速させると確信している」と述べた。ソフトバンクのCEO、アップル、そしてフォックスコンは以前から密接な関係にあり、アップルは水曜日の声明でこの関係性を強化した。
ソフトバンク創業者兼CEOの孫正義氏は、ニューヨーク市のトランプタワーにある大統領移行チームのオフィスで、ドナルド・トランプ次期大統領と会談し、ビジョン・ファンドについて協議した。当時、孫氏は次期大統領と、米国企業に500億ドルを投資することで口頭合意した。
トランプ氏は、自分が選出されていなかったらこの合意は実現できなかったと主張している。
現時点では、このファンドにどれだけの投資家が拠出したかは不明だが、ソフトバンクによれば、このファンドは潜在的な投資家で「応募超過」しており、今後数週間以内に正式に立ち上げられる予定だという。
ソフトバンクはこのファンドに250億ドル、サウジアラビア政府が450億ドルを出資している。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、このファンドに関心を示している投資家には、他にアブダビ首長国の政府系ファンド、カタール投資庁、クアルコムなどがある。
トランプ大統領がソフトバンクとの500億ドル規模の取引の可能性をツイートした直後、孫氏がソフトバンクとフォックスコンが関わる米国での取引を宣伝する紙を所持している姿が目撃された。フォックスコンは、計画の詳細は「当社の経営陣と関係する米国当局者との直接協議が完了した後」に発表し、双方が合意できる条件に基づいて決定すると述べた。