アップルのiPhone、中国スマートフォン市場で5位に転落

アップルのiPhone、中国スマートフォン市場で5位に転落

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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新たな調査データによると、アップルは12月四半期も中国での地位確保に苦戦を続け、ファーウェイやシャオミなどの現地ブランドからの圧力を受け、同国のスマートフォン市場で4位の座を失った。

調査会社Canalysが今週発表したところによると、Appleが中国で出荷したiPhoneは4,380万台で、前年比18.2%減となり、5位に後退した。事実上、Xiaomiの出荷台数は21%減の5,140万台となったものの、Appleはそれに追い抜かれた。

市場トップはHuaweiで7,620万台。Oppoは7,320万台で2位、Vivoは6,320万台だった。

かつてはアップルにとって大きな成長の原動力になると期待されていた中国だが、今では戦いの場となっている。おそらく最大の障害は、現地のAndroidベースの選択肢に比べてiPhoneの価格が高いことだ。

同社は12月四半期決算を発表した際、インド国内での売上高が8%減少したと指摘した。CEOのティム・クック氏は、この減少は為替相場のせいだとしつつも、市場が「課題がないわけではない」とコメントした。

Canalysのアナリスト、ジェシー・ディン氏は、他の国々と同様に、多くの中国人は古いiPhoneに満足しており、「iPhone 8」(別名「iPhone X」)を筆頭とする今年のモデルを待っているのではないかと示唆した。

「iPhone 8」は1,000ドル以上の限定モデルになる可能性もあるが、エッジツーエッジのOLEDスクリーンを搭載し、物理的なホームボタンを仮想の「機能エリア」に置き換えると予想されている。Touch IDの代わりに、高度な顔認証技術が採用される可能性もある。