アップルの「プロジェクト・タイタン」責任者が会社を去ると報道、自動車部門は圧力にさらされる

アップルの「プロジェクト・タイタン」責任者が会社を去ると報道、自動車部門は圧力にさらされる

マイキー・キャンベルのプロフィール写真マイキー・キャンベル

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金曜日に発表された報道によると、アップルの自動車関連プロジェクト「プロジェクト・タイタン」を率いると考えられているアップルのベテラン、スティーブ・ザデスキー氏が、同僚に対し同社を去る予定であると伝えたという。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、関係筋の情報として、アップルのiPodとiPhoneのラインでデザイナーとして16年間勤務したザデスキー氏が「個人的な理由」で退職すると報じている。同氏の退職が、進行中の電気自動車開発プロジェクトに関連しているかどうかは不明だ。

アップルの自動車プロジェクトに携わるチームは、「明確な目標」の設定と達成に問題を抱えており、幹部らは過度に野心的な期限を要求していると、報道は伝えている。アップルは2019年までにエンジニアリングを完了させることを目指しているが、実際の製品の出荷準備が整うまでには数年かかる可能性がある。

この報道は、 AppleInsiderが9月に入手した情報と一致しています。情報筋によると、製造上の障害により、Appleは近い将来の出荷開始を目指し、既存の自動車メーカーとの提携を検討せざるを得なくなったとのことです。プロジェクトの規模も問題となっており、Appleがサンノゼで借りた土地に恒久的な自動車工場を建設するのではないかとの憶測も広がっています。

元フォードのエンジニアであるザデスキー氏は、昨年2月に初めてタイタンに配属され、当時は数百人の従業員を率いていると報じられていた。アップルのCEO、ティム・クック氏は2年前、ザデスキー氏に噂の多かった電気自動車開発への着手を許可し、他の部門から人材を自由に引き抜く権限を与えていたとされている。

アップルは本格的な自動車開発をまだ正式に発表していないが、自動車業界からの最近の一連の採用と主要買収は、この計画が順調に進んでいることを示唆している。AppleInsider9月に、プロジェクト・タイタンのテスラからの採用について独占報道し、昨年3月にはタイタンの拠点と思われる秘密施設の存在を示唆した。

ザデスキー氏が正式にアップルを退社する予定がいつなのかは不明で、同社もコメントに返答していない。