AppleのTime Capsuleの設計上の欠陥によりデータが失われる

AppleのTime Capsuleの設計上の欠陥によりデータが失われる

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Time Capsuleの欠陥によりデータ損失が発生する

AppleのTime Capsuleを依然として頼りにしているMacユーザーは、新たに発見された設計上の欠陥により、デバイスの故障やデータ損失の危険にさらされる可能性がある。

Time Capsuleは2018年に販売終了となりましたが、多くのMacユーザーは依然としてタイムリーなバックアップのためにこのデバイスを利用しています。ルーターとHDDが一体となったこのデバイスは、Macのデータのローカルバックアップを実行します。

ドイツのデータ復旧会社「Datenrettung」によると、Time Capsuleには設計上の欠陥があり、老朽化し​​た機器では故障やデータ損失につながる可能性があるとのことです。Golemよると、同社は複数のTime Capsuleの故障を確認しており、いずれも同じ欠陥を抱えていたとのことです。

Datenrettung からの翻訳テキストは次のとおりです。

これは、Time Capsule(ST3000DM001 / ST2000DM001 2014-2018)に搭載されているSeagate Grenadaハードドライブの設計上の誤りであると考えられます。このハードドライブのパーキングランプは2つの異なる素材で構成されています。換気の悪いTime Capsuleに搭載されたこのハードドライブモデルでは、遅かれ早かれパーキングランプが破損するでしょう。

パーキングランプの損傷により、次に読み取り/書き込みユニットがパーキングされた際に、読み取り/書き込みユニットが破壊され、大きく変形します。Time Capsule の電源を再びオンにするか、休止状態から復帰すると、変形した読み取り/書き込みユニットがディスクに引きずられるため、Seagate ハードドライブのデータディスクが破壊されます。

「パーキングランプ」とは、HDDを外付け筐体に接続する部品です。しかし、通気性の悪いTime Capsuleが熱くなると、2つの部品の熱伝導率に差が生じ、パーキングランプが摩耗して破損する恐れがあります。

データ復旧会社は、Apple Time Capsuleに依存しているユーザーには、新しいバックアップソリューションを検討することをお勧めします。これは、障害はいつでも発生する可能性があり、データ復旧が常に可能であるとは限らないためです。

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