アップルとアマゾンの販売契約は消費者に利益をもたらすが、中小企業には悪影響を与える

アップルとアマゾンの販売契約は消費者に利益をもたらすが、中小企業には悪影響を与える

ロジャー・フィンガスのプロフィール写真ロジャー・フィンガス

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両社の提携により、まもなくアマゾンでアップルの新製品が見つけやすくなるが、これまで顧客獲得にアマゾンに依存していた中小企業にとっては犠牲となる。

1月4日より、AmazonではApple製品が同社および正規販売代理店によって出品されたもののみ販売されるようになります。これは名目上は製品の品​​揃えを拡大し、顧客満足度を向上させることを目的としていますが、CNETは月曜日に、中古および再生品デバイスの正当な市場が崩壊の危機に瀕していると指摘しました。

アマゾンの広報担当者は「販売業者はアマゾンと顧客にとって非常に重要であり、今回の変更に備えられるよう今通知している」と述べた。

しかし、ある出品者、ペイジ・ウェイル氏はCNETに対し、Amazonは売れ残った在庫を自社の費用負担で返送することを約束する以外、何のサポートも提供していないと訴えた。ウェイル氏は現在、Amazonの倉庫に約5万ドル相当のApple製品を保管しており、1月の期限までに売れ残ったものはeBayで処分する予定だ。

一部の企業はAmazonの認定再生品プログラム「Renewed」をすり抜けられるかもしれないが、それは既に数百万ドル相当のApple製品を販売している場合に限られる。数百、あるいは数千もの企業がこのプログラムの対象とならず、在庫処分のためにeBayなどのサイトを利用することを余儀なくされるだろうと予想されている。

Amazonのowen Renewed認定再生品は、Appleとの契約による影響を受けない。

AppleとAmazonの提携は、米国、英国、フランス、ドイツ、インド、イタリア、日本、スペインに適用され、今後数週間のうちにiPhone XR、2018年モデルのiPad Pro、Apple Watch Series 4などの製品が登場する予定です。唯一の例外はHomePodで、AmazonのEchoスピーカーと競合することになります。

Appleは「Amazonと協力して、自社サイトでのApple顧客の体験を向上している」と述べている。