グーグルの共同創業者が退任し、サンダー・ピチャイがアルファベットのCEOに就任

グーグルの共同創業者が退任し、サンダー・ピチャイがアルファベットのCEOに就任

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Google CEO サンダー・ピチャイ

グーグルの最高経営責任者(CEO)であるサンダー・ピチャイ氏は火曜日、ラリー・ペイジ氏の後任として親会社アルファベットのCEOに指名された。これはグーグルの共同創業者らが段階的に職務から退く取り組みの最終段階となる。

この交代は、Googleのブログに掲載され、共同創業者のペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏によるものとされる書簡の中で発表された。

「アルファベットが確固たる地位を築き、グーグルをはじめとする関連会社が独立した企業として効果的に運営されている今こそ、経営体制を簡素化する自然なタイミングです」と書簡には記されている。「当社は、会社を運営する上でより良い方法があると考える限り、経営職に固執することはありません。そして、アルファベットとグーグルはもはや2人のCEOと1人の社長を必要としません。」

この異動により、ピチャイ氏はアルファベットの主要保有株を掌握することになる。保有株には、グーグルに加え、自動運転スタートアップのウェイモ、実験用ドローン企業ウィング、ライフサイエンス研究企業ベリリー、バイオテクノロジー企業カリコといった子会社が含まれる。また、アルファベットの投資子会社であるキャピタルGとGVも監督する。

アルファベットは、グーグルが急成長を遂げた事業を分割した2015年に誕生した。ペイジ氏は傘下企業のCEOに就任し、ピチャイ氏がグーグルの舵取りを担うことになった。

ペイジ氏とブリン氏は引き続き取締役として「積極的に関与」し、会社の株式の相当部分を保有する。つまり、彼らの過半数の議決権は希薄化されないままとなる。

ピチャイ氏は、ペイジ氏とブリン氏に感謝の意を表すとともに、アルファベットの今後のビジョンを概説する短い手紙を書いた。

「この移行がアルファベットの組織構造や日々の業務に影響を与えることはないことを明確にしておきます」と彼は述べた。「私は引き続きGoogleに注力し、コンピューティングの限界を押し広げ、誰にとってもより役立つGoogleを構築するために取り組んでいる、深い取り組みに注力していきます。同時に、アルファベットがテクノロジーを通じて大きな課題に取り組むという長期的な取り組みにも期待しています。」