マルコム・オーウェン
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Apple は、App Store Connect のサーバー間通知機能を開発者にとってより便利なものにし、顧客のサブスクリプションの更新に失敗した場合や解決された場合にアラートを提供するようになりました。
サーバー間通知は、Appleが開発者向けに提供するサービスで、ユーザーのサブスクリプションステータスをリアルタイムで更新します。簡単に言うと、App Storeはアプリのセキュアサーバーに通知を送信し、解約、更新、新規サブスクリプションなど、サブスクリプションステータスの変更を通知します。
Apple Developer Portal で発表されたように、通知でアドバイスされる内容のリストが増え、「請求の問題によりサブスクリプションの更新が失敗した場合」や「App Store によって請求の問題が解決された場合」に新しい通知が送信されるようになりました。
Apple が開発者に通知を提供する理由はさまざまですが、主な理由は、アプリのサーバーのビジネス ロジックが、特定の状況に対して開発者が指定したアクションを実行できるようにするためです。これまでは、App Store が別のサブスクリプションの支払いを受ける前にユーザーに更新通知を知らせるといったことが行われていましたが、今回の追加機能により、ユーザーはアプリ内から支払いの問題を通知されるようになりました。
App Storeのアクティビティに関する通知は、開発者にとってアプリ内の問題を特定するための貴重なデータ源でもあります。例えば、アプリ内購入の実行に多数の失敗が見られる場合、その機能に問題がある可能性が示唆され、開発者はその部分の問題をより詳しく調査するようになります。
サーバー通知の変更の一環として、Apple は 2 つの通知に加えて、「最新の 100 件のアプリ内購入翻訳に関する情報を含む統合レシート」も含める予定です。
App Store Connect でサーバー間通知をすでに有効にしている開発者は、アカウント設定を変更しなくても、新しい通知と統合されたレシートを自動的に受信します。