アップルは、ホリデーシーズンの需要を満たすにはRetina iPad miniが足りない可能性を示唆

アップルは、ホリデーシーズンの需要を満たすにはRetina iPad miniが足りない可能性を示唆

ニール・ヒューズのプロフィール写真ニール・ヒューズ

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アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は月曜日、同社が今年のホリデーシーズンにRetinaディスプレイ搭載の新型iPad miniの需要を満たせるかどうかとの質問に対し、あまり自信を示さなかった。

「今四半期に十分な数量を確保できるかどうかは不明だ」とクック氏は同社の四半期決算発表の電話会議で述べた。「数量は把握しているが、実際に出荷が始まるまでは需要は分からない」

Apple CEOの発言は、UBSのアナリスト、スティーブ・ミルノビッチ氏の質問に答えたものだ。先週、第2世代iPad miniが発表される以前から、生産上の問題により2013年末まで供給が制限される可能性があるという噂が絶えなかった。

Retina iPad miniが新型iPad Airの後に発売されるという事実は、Appleがこのホリデーシーズンに新型7.9インチタブレットの需要に応えられないかもしれないという兆候だとさらに解釈されている。

それでもクック氏はアナリストに対し、今四半期のiPadの全体的な売り上げは「かなり好調」になると予想しており、「iPadのクリスマス」とまで呼んだ。

先日終了した9月四半期において、Apple幹部はiPadの販売台数が社内予想を上回ったことを明らかにした。iPadの3ヶ月間の総販売台数は1,410万台で、前年同期の1,400万台からわずかに増加した。

クックCEOは、Appleはデバイスの販売において販売台数シェアを重視しておらず、むしろ顧客満足度の向上によって顧客を獲得・維持したいと考えていると述べた。それでも、12月四半期のiPadの売上が前年同期比で伸びると「確信している」と述べた。