アップルマップに「Bad Monkey」などの偽の道路名が登場、いたずらも

アップルマップに「Bad Monkey」などの偽の道路名が登場、いたずらも

ケビン・ボスティックのプロフィール写真ケビン・ボスティック

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カブールの主要道路の一部に不敬で誤解を招くような名前が付けられ、それが Apple のマップアプリに紛れ込んでいるようで、一部の iOS ユーザーがアフガニスタンの首都をナビゲートする際に「Bad Monkey」や「Hillbilly Hameed」といった道路を見つける事態となっている。

「モジョ・ウェイ」やその他の偽の道路名は、ウォール・ストリート・ジャーナル紙のカブール支局長ヤロスラフ・トロフィモフ氏によって発見され、同氏はハッシュタグ「#TooGoodToBeTrue」を付けてその発見をツイートした。

奇妙な名前の道路は、数年前にアフガニスタンの大学生がいたずらで、あるいは係争中の道路に仮の名前を付けるために、OpenStreetMapのデータから追加されたようです。iOS 6のリリースでGoogleのマッピングソリューションを廃止して以来、Appleはユーザーが編集可能なマッピングサービスであるOpenStreetMapをはじめとする地図サービスのデータを利用して、マップアプリを開発しています。

国連ディスパッチとのインタビューで、OpenStreetMap人道支援チームのディレクターであるケイト・チャップマン氏は、このエラーはおそらくAppleが「OpenStreetMapデータの古いスナップショットを取得し、それ以降更新していないため、その後修正されたとしても『個人的な』道路名などがそこに残っている」ことに起因していると説明した。

Appleのマップアプリは、iOSの新バージョンは概ね好評だったものの、その欠点の一つとなってしまった。世界中の多くのユーザーが、特に置き換え前のGoogleマップアプリと比較して、新しいマップアプリの欠点について声高に不満を訴えた。

Appleはマッピングの不具合について速やかに謝罪し、サービスの改善を約束するとともに、この騒動で人員を解雇した。その後、同社は問題解決のため、マップ専任チームを立ち上げた。