AppleInsiderスタッフ
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ノキアは火曜日、「Here」という新しい地図サービスをアップルのiPhone、iPad、iPod touchに提供すると発表した。
HTML5ベースの地図には、オフライン機能、音声ガイドによる徒歩ナビゲーション、公共交通機関のルート案内などが含まれます。ノキアによると、Hereは今後数週間以内にiOS App Storeでリリースされる予定です。
「人々は優れた地図を求めています。HEREを通じてノキアの位置情報サービスを統合することで、人々が世界を探索し、発見し、共有するためのより優れた方法を提供できるようになります」と、ノキア社長兼CEOのスティーブン・エロップ氏は述べています。「さらに、HEREを通じて、ノキアが20年にわたって培ってきた位置情報の専門知識を、ノキア以外の新しいデバイスやOSにも拡張することができます。その結果、より多くの人々が当社の先進的な地図・位置情報サービスの恩恵を受け、貢献できるようになると確信しています。」
Nokia の新しい地図サービスは、Microsoft の Windows Phone プラットフォームを実行する自社の携帯電話でも利用できるようになるほか、専用の Here アプリケーションは Google の Android や Mozilla の Firefox OS にも提供される予定だ。
フィンランドの携帯電話メーカーはまた、リアリティキャプチャおよび処理技術のメーカーであるアースマイン社を買収し、Hereの3D機能を強化する計画も発表した。
「地図を正確に描くのは難しいものですが、位置情報は、テクノロジーを使って現実世界と関わる方法に革命をもたらしています」と、ロケーション&コマース担当エグゼクティブバイスプレジデントであり、Hereブランドを統括するマイケル・ハルバー氏は述べた。「だからこそ私たちは、現在市場に存在しない、世界で最も強力な位置情報サービスの構築に投資を続け、今後も投資を続けていきます。」
iOS版Hereの登場は、NokiaがiPhone、iPad、iPod touch向けのiOS 6オペレーティングシステムに搭載されているApple独自のマップアプリケーションに対抗することを意味します。ユーザーや専門家は、AppleのマップソリューションはGoogleマップを採用していた前任者よりも劣っていると評価しています。
iOS 6のマップ機能に対する批判が激化したため、Appleのティム・クックCEOは9月に謝罪し、「お客様にご迷惑をおかけしました」と認めました。クックCEOはAppleのマップ機能の改善を約束するとともに、当面の間、ユーザーが利用できる代替アプリケーションも提案しました。
Googleは、自社のGoogleマップ製品専用のiOS App Storeアプリを開発中とみられています。当面は、iOSデバイスのSafariブラウザからサービスを利用できます。