アップル、iTunes経由のビデオレンタルを示唆

アップル社は木曜日の株主総会で重要な発表は行わなかったが、将来的にiTunesを通じてビデオレンタルを提供する予定であることを示唆した。

「時期を特定するのは難しいが、（iTunesビデオレンタルは）2008年中に開始されると予想している」と、アップルの本拠地であるカリフォルニア州クパチーノで行われた株主総会に出席したパイパー・ジャフレーのアナリスト、ジーン・マンスター氏は述べた。

株式分割なし

顧客向けメモの中で、マンスター氏はアップルの株式分割は短期的には可能性が低くなっていると指摘した。「今後数ヶ月は株式分割はないと予想している（以前は同社が株式分割を行うと予想していた）」と同氏は記した。「アップルは、よりグーグルに近いアプローチ（つまり、株式分割を行わず、株価が過去のレンジから外れることを許容する）を採用する可能性がある」

iPhoneの遅延なし

アナリストによると、この会議で得られたもう一つの重要なポイントは、同社のiPhoneが来月発売予定通りであるということだった。「iPhoneの発売が遅れる可能性があるという噂がいくつかありました」とアナリストは説明した。「最高経営責任者（CEO）のスティーブ・ジョブズ氏は、iPhoneが来月（6月）に発売されることを確認しました。」

AT&Tは既存の携帯電話契約を買い取らない

最後にもう一つ、マンスター氏は、AT&T以外の加入者がiPhoneを求めるなら、自らこの携帯電話会社に乗り換える必要があると指摘した。

「同社は、iPhoneの購入を検討しているものの、現在別の通信事業者と契約しているAT&T以外の加入者をAppleとAT&Tのどちらかが『買収』することはないと示唆した（これは予想通りだ）。」