ウィリアム・ギャラガー
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ファーウェイ、自社の5Gモデム搭載の将来のiPhoneに「オープン」
ファーウェイのCEO、任正非氏は、数十年にわたりモバイル分野での実績と高品質な製品を維持してきた実績を高く評価しており、同社がアップルに5Gモデムを販売する用意があると述べた。
ファーウェイが5Gモデムの唯一の顧客としてアップルに興味を持っているという噂が流れた後、鄭非氏はCNBCとの新たなインタビューで、モデム販売に関してこれまでオープンだった同社の姿勢を変えることを検討すると述べた。「この点に関しては、アップルにオープンです」と鄭非氏は述べた(CNBCによる中国語からの翻訳)。
鄭非氏は、可能性のある取引についてはそれ以上何も語らなかったが、この機会にアップルとその創業者を称賛した。
「ジョブズ氏は偉大な人物だと思います。アップルを創業したからではなく、モバイルインターネットという時代を創り上げたからです」と鄭非氏は語った。「偉大だと言うだけでは控えめな表現です。本当に偉大だったと思います」
「アップルも素晴らしい企業です」と彼は続けた。「市場を縮小するのではなく、常に拡大しようと努めてきたことが素晴らしい点です。アップルは高価格で販売しながらも、高い品質を維持しています。市場を拡大し、多くの企業が生き残れるようにしてきたのです。」
アップルに5Gチップを販売する意向は最近になって噂されていたが、同社がそれを公に確認したのは今回が初めてだ。
CNBCで講演する任正非氏
鄭非氏はまた、高値で販売するというアップルのアプローチと自社の考え方を対比した。
「実はいくつか失敗を犯しました。比較的低いコストに基づいて価格設定をしてしまったのです。このことを深く反省しています」と鄭非氏は主張した。「価格を上げたことで利益は増え始めましたが、この利益を従業員や株主に分配するのではなく、大学や科学者への資金提供に充てます。そうすることで、世界をリードする製品を生み出すことができるのです。」
AppleはHuaweiとの取引の可能性についてコメントしていないが、米国が連邦政府機関によるHuawei製品の購入を禁止している限り、同社から購入する可能性は低い。Huaweiはまた、Appleの部品を複製したり、元Apple従業員から将来の製品に関する情報を得ようとしたりしたとして非難されている。
クアルコムも同様に、Appleの将来のiPhone向けに5Gチップを提供することに関心を示している。「彼らは私たちの電話番号を知っている」とクアルコム社長のクリスティアーノ・アモン氏は述べた。クアルコムとファーウェイの両社の発言は、Appleがインテルからの5Gモデムの調達に苦戦しているという報道を受けてのものだった。