ケイティ・マーサル
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UBSインベストメント・リサーチのアナリスト、メイナード・ウム氏は月曜日の投資家向けメモで、成都工場はフォックスコンにとってiPad 2の生産拠点として2番目の位置を占めていると述べた。同氏は、サプライチェーン筋への調査によると、iPadの生産量のうち成都工場で生産されるのは20%未満だと指摘した。
「今回の問題は、世界的な需要の高まりに対応するための供給問題の改善にはつながらないだろうが、われわれはこの問題は一時的なものだとみており、われわれが取材する企業の中で最終需要の見通しがこれほど強い企業はほとんどないことに留意する」とウム氏は記した。
月曜日に同じ見解を裏付けたDigiTimesも、先週の爆発が生産能力に及ぼした影響を軽視した。同紙の報道によると、iPadの総生産量のうち、成都工場で生産されたものは30%未満だという。
チャイナタイムズ(Google翻訳経由)は日曜日、フォックスコンの会長である郭台銘(テリー・ゴウ)氏が爆発事故後、主要サプライヤーと会談し、生産上の問題が生じないよう確認したと報じた。郭氏は、爆発事故はiPad 2の生産にも、次世代iPhoneのような「新製品」にも影響を与えないと述べたと報じられている。
先週の爆発による死者は3人となり、金曜日に発生した爆発では15人が負傷した。爆発は午後7時頃、フォックスコンの「研磨工場」で発生し、成都市政府は不審行為はなかったと発表した。
フォックスコンは事件について声明を発表し、進行中の警察の捜査に全面的に協力し、工場の生産を停止したと述べた。アップルもこの件についてコメントし、同社はこの悲劇に「深く悲しんでいる」と述べ、フォックスコンと協力して調査を進めていると述べた。