マルコム・オーウェン
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CodeWeavers は、Windows 自体を使用せずに macOS デスクトップ上で Windows アプリケーションを実行するアプリケーションである CrossOver を更新し、バージョン 18.0.0 では macOS Mojave の完全なサポートと多数のマイナーな改善が導入されました。
CodeWeaversチームは、WindowsソフトウェアをmacOSとLinuxで実行できるようにするCrossOverのコアテクノロジーであるWineをアップデートし、バージョン3.14にアップデートしました。同社によると、この変更により、CrossOver 18はWineの搭載だけで、以前のバージョンと比べて「数千もの改善」がもたらされているとのことです。
このリリースに含まれるバグ修正には、Officeのコンテキストメニューが画面から消える問題への対応が含まれています。また、Internet Explorer経由でOffice 2016をインストールした際に発生するファイル破損エラーの問題も解決されています。Battle.netクライアント関連のバグも修正されたとのことです。
macOSユーザーに役立つ変更点もありますが、今回のリリースにおける改善点の大部分はLinux版ソフトウェアに反映されています。macOSユーザーには当初提供されませんが、今後のリリースでMac版にもアップデートが適用される予定です。
Linux固有の変更点として、バージョン18ではWine3Dを使用したDirectX 11のサポートが強化され、APIを使用するWindowsゲームがよりスムーズに動作するようになりました。また、このLinuxリリースは、VulkanベースのDirect3D 10およびDirect3D 11実装であるDXVKと互換性を持つ最初のリリースであり、クロスタイを使用して新規および既存のボトルにインストールできます。
Linuxユーザーは、Direct3DからVulkanへの変換ライブラリであるUKD3Dを介してDirect3D 12をサポートしているというメリットも享受できます。さらに、World of Warcraft、Overwatch、Diablo IIIなど、Blizzardの人気ゲームもサポートされています。
CodeWeavers は、有効なサポート資格を持つ Mac ユーザーは、次回アプリケーションを起動したときに CrossOver 18 にアップグレードされるとアドバイスしています。
CrossOver 18 for Macの価格は、単一ライセンス版が39.95ドルから。サポートとアップグレードが付いた1年間版と永久版もそれぞれ59.95ドルと499.95ドルで提供されています。バージョン18.0.0はmacOS 10.11 El Capitan以降で動作し、300MB以上の空きディスク容量とWindowsアプリケーション用の空き容量を備えたIntelベースのMacが必要です。