ヤフーCEOキャロル・バーツが電話で解雇され、iPadで従業員に通知

ヤフーCEOキャロル・バーツが電話で解雇され、iPadで従業員に通知

サム・オリバーのプロフィール写真サム・オリバー

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ヤフーの最高経営責任者であるキャロル・バーツ氏は今週、電話で解雇されたと報じられ、彼女はiPadから元従業員に急いで電子メールを送った。

今週、バーツ氏の解雇の噂が飛び交った。TechCrunchによると、バーツ氏が従業員に電話で解雇を伝えるメールを送信したことで、解雇の噂が事実であることが確認されたという。メールには「iPadから送信」という署名が付いていた。

「大変残念ですが、ヤフーの取締役会長から電話で解雇を告げられました」とバーツ氏は綴った。「皆さんと仕事ができたことは私にとって喜びであり、今後のご多幸をお祈りしています。」

ヤフーは、2009年1月からCEO兼取締役を務めているバーツ氏の後任をまだ正式に指名していないが、当面は最高財務責任者(CFO)のティム・モース氏が職務を遂行する。62歳のバーツ氏のリーダーシップの下でも業績回復が見られないことに、取締役会はますます苛立ちを募らせているとされている。

バーツ氏は昨年9月、Appleの新興モバイル広告ネットワーク「iAd」の終焉を予測し、Appleコミュニティで大きな話題を呼んだ。彼女は、Appleによる広告コンテンツのコントロールがパートナー企業を遠ざけ、iAdを「崩壊」させるだろうと予想していた。

AppleとYahooは長年にわたり数々のプロジェクトで提携しており、Yahooは現在もiPhoneのネイティブアプリ「天気」と「株価」を運営しています。また、両社は昨年スターバックスと提携し、同コーヒーチェーンの顧客に電子書籍、映画、音楽を無料で提供しています。

2008年には、アップルがヤフー買収を検討している企業の一つだとさえ噂されていた。しかし、その年ヤフーに対して446億ドルの買収提案を行ったのはアップルのライバルであるマイクロソフトであり、ヤフーと当時のCEOジェリー・ヤンによって拒否された。