アップル、サクラメントキャンパス拡張に1300万ドルを投資、数千人の雇用を創出

アップル、サクラメントキャンパス拡張に1300万ドルを投資、数千人の雇用を創出

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Appleのエルクグローブキャンパス。| 出典:サクラメント・ビー

アップルは、カリフォルニア州サクラメント市のエルクグローブキャンパスにある大規模な倉庫を物流センターに転換する準備を進めており、市当局はこの移転により数千人の新規雇用が創出されると見積もっている。

サクラメント・ビジネス・ジャーナルによれば、アップルは、現在134,000平方フィートの倉庫を物流センターに転換する予定のプロジェクトに少なくとも1,300万ドルを投資している。

アップルが改装したエルクグローブキャンパスの具体的な機能はまだ明らかにされていないものの、同社の計画には他のハイテク企業が提供するものと共通のアメニティが盛り込まれている。例えば、報道によると、マッサージルーム、エクササイズルーム、ヨガスタジオ、医療・歯科施設などの整備が予定されている。

エルクグローブの経済開発担当ディレクター、ダレル・ドアン氏は、アップルが既存の駐車場に1,450台分の駐車スペースを追加する許可を取り下げたと述べ、拡張が差し迫っていることを示唆している。現在の集計によると、敷地内の従業員数は約2,500人となっている。

大規模なキャンパス2建設と同様に、アップルは従業員の通勤による避けられない道路交通量の増加に備えている。報道によると、市当局は同社がバス路線の延伸の可能性についてサクラメント市交通局と協議中であると述べた。

アップルは1994年に初めてエルクグローブに事業拠点を構えた。この地域は、当時アップルのサプライチェーン責任者だったティム・クックCEOが2004年に工場を閉鎖するまで、アップルの米国最後の製造拠点があったことで知られている。

2011年時点で、アップルはエルクグローブの敷地内に合計45万平方フィート(約4万平方メートル)の倉庫を3棟所有しており、受入、倉庫保管、物流の用途に分かれていた。また、この敷地内にはコールセンターも設置される予定だと考えられている。