オーストラリア当局、山火事警報アプリの不正確さはアップルのマップのせいだと非難

オーストラリア当局、山火事警報アプリの不正確さはアップルのマップのせいだと非難

ケビン・ボスティックのプロフィール写真ケビン・ボスティック

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オーストラリアのビクトリア州当局は、山火事情報アプリに危険なほどの不正確さをもたらしたとして、悪評高いアップルのマップアプリを指摘し、地図サービスの問題により、警報を受信して​​も火災発生場所を正確に特定することが困難になっていると述べている。

シドニー・モーニング・ヘラルド紙によると、ビクトリア州カントリー・ファイア・オーソリティ(CCAF)は、自局の森林火災情報アプリ「FireReady」の不具合について、Appleの地図データに問題があると非難している当局者らは、iPhoneとiPadで利用可能なFireReadyアプリでは、Appleのマップに頼らざるを得なかったと述べている。

「ユーザーから、地図上の町が実際の町名ではなく、地区の中心に位置しているとの報告があります」とCFAの広報担当者は述べた。別の担当者は、CFAはすでにFireReadyアプリのエラーに関する多数の苦情を受けていると付け加えた。

「このため、警報音を受信した際に火災発生場所を迅速に特定することが非常に困難になります」と広報担当者は述べた。「これにより、潜在的に危険な状況が生じ、必要に応じて電話連絡網を発動させるのに遅れが生じる可能性があります。」

CFAによると、Appleに連絡を取ろうとすると、Appleマップアプリの機能を使って不正確な情報を報告するよう勧められるという。CFAは、緊急情報については1つの情報源だけに頼らないよう呼びかけ、Googleマップを活用したウェブサイトをユーザーに紹介している。

Appleのマップアプリは、iOS 6のリリースと同時に導入されて以来、同社にとって悩みの種となってきました。時折、データが不完全または不正確であることから、オーストラリア当局は過去に同アプリの利用を控えるよう勧告していました。クパティーノを拠点とするこのテクノロジー大手の地図分野における問題は、Appleがマップのソリューションとして採用しなかったGoogleから、軽い皮肉を浴びせられる原因となってきました。