ベライゾンとアップル、iPhoneの販売オプションとデジタルコンテンツをめぐって対立

ベライゾンとアップル、iPhoneの販売オプションとデジタルコンテンツをめぐって対立

サム・オリバーのプロフィール写真サム・オリバー

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報道によると、ベライゾンとアップルの交渉における主な争点は、携帯電話事業者が小売パートナーにiPhoneの販売を許可することに関心があることと、ベライゾンが自社のデジタルビデオオンデマンドストア「V Cast」を宣伝していることだった。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、水曜日の午後に掲載された記事の空白部分を一夜にして埋め、ベライゾン対応のCDMA iPhoneに関する新たな情報を追加しました。記事では、他の変更点の中でも、このiPhoneが米国最大の携帯電話事業者であるベライゾンで発売されることが具体的に記載されました。

前回の報道では、AppleがVerizonのネットワークに対応した携帯電話を製造するとだけ報じられていました。AppleがVerizonと契約を結んだとは明言されていませんでしたが、実際にはその詳細が後日追加されました。

この報道では、両社間のこれまでの交渉についても明らかにし、アップルとベライゾンが、同携帯電話会社のV Castデジタルビデオストアを含む多くの問題で対立していたと主張している。

「ベライゾンは、初期の協議において、小売パートナーによる同端末の販売を認めないというアップルの要求に難色を示したと、協議に詳しい関係者が当時語った」と報道は伝えている。「ベライゾンはまた、自社の独自サービスを通じて音楽や動画などのコンテンツを販売する権利を放棄することも拒否したと、関係者らは述べている。」

岩谷由香里氏と蔡婷娜氏による詳細なレポートでは、AppleがVerizonネットワーク向けにGSMとCDMAのデュアルモード対応携帯電話を開発しないことも付け加えられている。代わりに、Verizon対応の新しい携帯電話は、Qualcommが提供するチップをベースに、CDMAネットワークのみで動作することになる。

報道によれば、ベライゾンは2011年初頭に予定されているiPhoneの登場に備えてネットワークを準備しているとも主張されている。

「事情に詳しい関係者によると、ベライゾン・ワイヤレスはアップルと協議し、iPhoneユーザーによる大量のデータ通信負荷に備えるため、容量の増強やネットワークのテストを行っている」と報道は伝えている。「同社は、データ通信量の多いiPhoneの急増で特にニューヨークとサンフランシスコのネットワークが過負荷になった際にAT&Tが被ったような、広報面での痛手を避けようとしている」

水曜日のWSJ報道に対し、ベライゾンの社長兼COOであるローウェル・マクアダム氏は、ベライゾンのiPhoneに関するいかなる情報もAppleからの発表が必要だと述べた。マクアダム氏は報道陣に対し、「いかなる情報も」提供できないと述べた。