インド市場では格安スマートフォンがアップルやサムスンを上回る売上を記録

インド市場では格安スマートフォンがアップルやサムスンを上回る売上を記録

ニール・ヒューズのプロフィール写真ニール・ヒューズ

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新たなデータによると、極めて低価格を売りにするインドの現地スマートフォンメーカーは、世界市場をリードするアップルやサムスンよりも売れている。

ブルームバーグが金曜日に発表したレポートによると、インドではスマートフォンを初めて購入する層が売上を牽引している。大きな成功を収めたのは、4,000ルピー(約7300円)を下回る価格で端末を販売したKarbonn Mobiles India Pvt.とMicromax Informatics Ltd.である。

対照的に、Appleの主力機種であるiPhone 5の価格は45,500ルピーからで、インドの携帯電話事業者が端末補助金を提供していないため、非常に高額となっています。一方、SamsungのGalaxy Grandはインドで21​​,500ルピーで販売されています。

タイムズ・オブ・インディアが金曜日に提出した別の報道によると、2010年に発売されたAppleの旧モデルiPhone 4の販売が現在、インドでiPhone 5を上回っているという。Appleが、どのスマートフォンでも下取りに出してiPhone 4を受け取る顧客に少なくとも7,000ルピーの割引を提供開始したことで、販売台数は過去1週間で3倍に増加したと報じられている。

この割引により、顧客はiPhone 4を2万ルピー以下で購入できる。しかし、この割引価格でも、Appleはインドで現在販売を独占している低価格帯の競合製品をはるかに上回っている。

インド、中国、ブラジルといった、契約による補助金が一般的ではない市場では、低価格オプションの人気が高まっており、Appleがこれらの市場に対応するために、より低価格の新型iPhoneを発売するのではないかとの憶測が広がっている。報道によると、Appleはコスト削減のため、プラスチック製の筐体を採用した低価格のiPhoneを今年後半に発売する予定だという。

しかし、AppleがKarbonnやMicromaxが現在インドで提供しているような低価格を実現する可能性は低い。市場関係者は、Appleが補助金なしの低価格iPhoneモデルを250ドルから300ドルで提供する可能性があると予想している。