フランスのオレンジがiPhoneを値下げし、損失を出す可能性 - 報道

フランスのオレンジがiPhoneを値下げし、損失を出す可能性 - 報道

ケイティ・マーサルのプロフィール写真ケイティ・マーサル

· 1分で読めます

レゼコー紙の報道によると、アップルは、期待外れの販売を受けてフランスでのiPhoneの価格を下げるため、フランスの独占的携帯電話会社オレンジと交渉中だという。

同紙によると、最初の4か月間でタッチスクリーン端末の販売台数がわずか10万台(1日当たり825台強)にとどまったことを受けて、アップルは通信事業者に対し補助金付きの価格モデルを採用するよう求めているという。

オレンジの親会社であるフランステレコムは値下げを否定したと報じられているが、アップルの他のヨーロッパの無線通信パートナー2社は最近、自社のiPhone製品で大幅な値下げを実施せざるを得なくなった。

3Gモデルに先駆けて現世代の携帯電話の在庫処分を狙ったとされる動きで、O2は今月、英国での8GBのiPhoneの価格を269ポンドから169ポンドに値下げした。一方、ドイツのTモバイルは同モデルを300ユーロ値下げして99ユーロとした。

英国のタイムズ・オンライン紙が金曜日に発表した記事によると、これらの欧州航空会社は人員削減の痛手を被らざるを得なくなり、「大きな損失」につながるだろうという。

「英国でこの携帯電話を販売するO2とドイツの代理店T-Mobileは、欧州で販売される最初のバージョンのiPhoneの数を大幅に過大評価していたと言われている」と同誌は報じた。

このレポートでは、モルガン・スタンレーのアナリスト、ケイティ・ヒューバティ氏が、昨年6月の米国でのiPhone発売後に過剰に興奮し誇大宣伝に巻き込まれた欧州のモバイル幹部が失策の主な原因であると述べている。

「その後、新型3G iPhoneの棚を空けるために、損失を出すことになる在庫を処分する措置を取らざるを得なくなった。新型3G iPhoneは、より先進的な電話ネットワークのおかげで、米国よりも欧州で需要が高まると予想されるからだ。」

同紙は独自の情報源を引用し、アップルがアジアのサプライヤーに対し、5月末までに新型3G iPhone 20万台の生産を発注し、6月には生産量を200万台(週50万台)に増やすと報じた。

「製造から設置まで4週間のリードタイムがあれば、(アップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者)は通常講演を行っている年次開発者会議でこのデバイスを発表できることになる」と同誌は伝えた。