KDDI、2012年に日本におけるソフトバンクのiPhone独占販売を解消へ

KDDI、2012年に日本におけるソフトバンクのiPhone独占販売を解消へ

ジョシュ・オンのプロフィール写真ジョシュ・オン

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日本の通信事業者KDDIは来年初めにiPhone 5の販売を開始すると報じられており、ライバルであるソフトバンクの国内におけるアップルのiPhone独占販売権を解消する見通しだ。

地元の経済紙「日経」は木曜日、同社が2012年第1四半期にアップルの次世代iPhoneを自社の「au」サービスを通じて提供すると知ったと報じた。

報道によると、アップルは10月中旬にこの端末を世界発売する予定で、KDDIは「準備に時間を要する」ため来年から販売を開始する予定だという。同社のiPhoneデータ通信料定額サービスは4000円(52ドル)と言われており、ソフトバンクの料金とほぼ同額だ。

日本第3位の携帯電話事業者であるソフトバンクは、アップルとの独占契約により収益性の向上を享受してきた。しかし、1社のみの契約に限定されているため、首位のNTTドコモとKDDIが提供しているAndroid端末との競争において、アップルの競争力は限定的となっている。

この噂を受けて、ソフトバンクの株価は10%下落した。あるアナリストは、競争の激化により値下げが相次ぐ可能性があると指摘した。「今後6~12ヶ月で、この業界は大きな変革期を迎えるだろうと覚悟している」と、IDCジャパンのシニアマーケットアナリスト、木村道人氏は述べた。

水曜日に発表された報道によると、Appleは10月4日のメディアイベントでiPhone 5を発表する予定だ。AppleInsider先週、同社のAppleCare部門が10月10日のiOS 5のリリースに向けて準備を進めていると報じた。

iPhone 5にはA5プロセッサと8メガピクセルカメラが搭載されると予想されている一方、Appleが中価格帯市場をターゲットに改良されたiPhone 4をリリースするという噂も飛び交っている。