ジョシュ・オン
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ブルームバーグは、ジョブズ氏のディズニー取締役会における地位は変わらないとの情報筋を引用した。ジョブズ氏は2006年、ピクサーを74億ドルで買収した際にディズニーの取締役会に加わった。また、同メディア企業の筆頭株主でもあり、7.4%の株式を保有している。
彼は最近の病気休暇中も取締役の地位を維持した。3月には、労働組合連合が、ジョブズ氏が取締役会を頻繁に欠席していることを理由に、メディア複合企業の取締役への再選に反対した。
著名な株主諮問会社も、ジョブズ氏が取締役を続けるのに適格かどうか疑問視している。「ジョブズ氏は過去4年間のうち3年間、欠勤が続いており、最近は主な勤務先から休職している。このことから、同社の取締役としての責任を果たせるかどうか疑問視される」と、インスティテューショナル・シェアホルダー・サービスは株主への勧告書に記している。
反対にもかかわらず、ディズニー株主の74%が今春、ジョブズ氏を含む取締役会12名を維持することに投票した。
ジョブズ氏は水曜日遅くに書簡でCEOを辞任すると発表したが、取締役会会長、取締役、そしてアップルの社員としての立場で留任を希望した。取締役会はこれに前向きに応じ、推奨されていた後継者計画に従い、当時最高執行責任者(COO)だったティム・クック氏を新たなCEOに任命した。
ウォール街はすぐにこの人事を支持し、クック氏をジョブズ氏の後任として「理想的な候補者」と呼んだ。アップルの株価は水曜日に5%下落したが、アナリストは同社に対する強気の見方を維持し、投資家への推奨を継続した。