ニール・ヒューズ
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JPモルガンのアナリスト、マーク・モスコウィッツ氏は、火曜日に発表予定のVerizon向けiPhoneの価格が若干上昇する可能性があると見ている。Verizonのネットワークに対応するには、新設計のiPhoneにCDMA無線機能を内蔵する必要があり、これは現行のAT&T対応iPhoneに搭載されているUMTS技術よりも高価な部品だとモスコウィッツ氏は指摘する。
「主な差別化要因はCDMA関連部品のコストだ」と、モスコウィッツ氏は月曜日の投資家向けメモに記した。「ベライゾンの加入者にとって、iPhoneの取得価格は若干高くなる可能性があるが、ネットワークパフォーマンスなど、その差は相殺されると考えている」
AT&Tのネットワークは、AppleのiPhone人気もあって時折苦戦を強いられており、iPhoneにとって「アキレス腱」と一部で見なされている。コンシューマー・レポートが先月実施した携帯電話加入者調査では、AT &Tが米国で最悪のキャリアにランク付けされ、Verizonが「ビッグ4」の中でトップにランクされた。
モスコウィッツ氏は、ベライゾンのネットワークがiPhoneの新規顧客の流入に対応できるかどうかはまだ分からないと述べた。しかし、もしベライゾンのネットワークが端末の殺到に耐えられるなら、ベライゾンにとって有利に働くだろう。
「もしベライゾンがiPhoneの発売中および発売後にネットワークパフォーマンスの問題を回避できれば、AT&TのiPhone加入者の多くがパフォーマンスの向上を求めてベライゾンに乗り換える可能性があるため、米国でのiPhone販売は数年にわたって急増すると予想される」と同氏は書いている。
彼が指摘したもう一つの要因は、VerizonがiPhoneユーザー向けにデータ無制限プランを提供するという噂だ。今年初め、iPhone 4の発売前に、AT&Tは新規の「無制限」データプランの提供を停止し、新規顧客のデータ使用量は月間最大2GBに制限された。
ベライゾンは火曜日の午前中にニューヨーク市でメディアイベントを開催する予定で、ウォール・ストリート・ジャーナルを含む複数のメディアは、このイベントでCDMA対応のiPhone 4が発表されると報じています。また、アップルのスティーブ・ジョブズCEOがベライゾン主催のイベントに出席する可能性も示唆されています。AppleInsiderは、火曜日のベライゾンの発表を完全ライブで報道します。