アップルとサイスター、来年11月に裁判日を設定するよう裁判所に要請

アップルとサイスター、来年11月に裁判日を設定するよう裁判所に要請

サム・オリバーのプロフィール写真サム・オリバー

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Appleと非正規のMacクローンメーカーであるPsystarが法廷闘争を解決できる可能性のある提案は、法廷外での合意には至らない可能性がある。最近、両社は裁判官に対し、来年秋の裁判で終了する長期にわたる証拠開示および裁判のスケジュールを承認するよう求めている。

このスケジュールは、両社が先週木曜日に提出した訴訟管理命令案の一部で、同命令では、今月下旬に最初の情報開示を開始し、事実の発見を来年6月下旬に終了し、裁判を2009年11月9日に予定するよう求めている。

約1か月後、Psystarは反訴を起こし、MacメーカーであるAppleが潜在的なライバル企業を不当に市場から締め出そうとしたことで連邦反トラスト法に違反したと主張した。同社は、パロアルトに拠点を置き、知的財産訴訟を専門とするCarr & Ferrell LLPに依頼した。同社は過去にAppleを相手取った訴訟で成功を収めている。

AppleがPsystarの反訴を却下するよう申し立てたことを除けば、両社ともこの訴訟で争われている争点を絞り込んだり簡素化したりできるとは考えていない。

「両当事者は、この種の訴訟を簡素化された手続きで迅速に処理できるとは考えていない」と提出書類に記されている。そのため、両当事者は、承認されれば来年にかけて行われることになる以下の証拠開示および裁判のスケジュールを提案している。

一方、スケジュールの延長により、Psystarは新モデルの導入により、非公認Macクローン事業を拡大する時間を確保できる可能性がある。先週、 AppleInsiderの読者に宛てたメールで、身元不明のPsystarの担当者は、同社初のMacノートブッククローンの開発に全力で取り組んでおり、価格競争力のある価格で提供する予定であると明言した。

先月、AppleとPsystarは法廷闘争について調停による解決を目指すことに合意したと報じられたが、調停には拘束力がなく、それ自体では法廷闘争を防ぐことはできない。