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ファイナンシャル・タイムズ紙の報道によると、アップル・コンピュータは今週、米国最大手のレコード会社4社との契約を更新し、iTunesミュージックストアを通じて楽曲を1曲わずか99セントで販売することを明らかにした。
音楽業界の4大企業であるユニバーサル、ワーナーミュージック、EMI、ソニーBMGはコメントを控えていると報じられている。
しかし、ワーナーの最高経営責任者エドガー・ブロンフマン氏やEMI、ソニーの上級幹部らはここ数カ月、レコード会社がトップアーティストの新曲に99セント以上を請求できるようにする変動価格設定を支持していたと報道されている。
交渉は時折白熱し、昨年アップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)はレコード業界を「強欲」だと公言した。
大手レコード会社が変動価格体系に向けた交渉を続ける中で、アップルと短期契約を結ぶのではないかとの憶測もあったが、複数の音楽業界幹部は非公式に、自分たちには「ジョブズ氏に対する影響力はほとんどない」と認めている。