アップル、ノースカロライナキャンパス開設を「間近に」と報道

アップル、ノースカロライナキャンパス開設を「間近に」と報道

マイキー・キャンベルのプロフィール写真マイキー・キャンベル

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出典:フラットアイアン法律事務所

アップルが米国の新キャンパスの候補地としてノースカロライナ州の「トライアングル」回廊地帯に注目しているという憶測に基づき、木曜日の報道によると、同社は近くこの開発地を選定地として公式発表する見通しだという。

WRAL TechWireは、複数の関係筋の情報として、発表が「間近」であると報じており、Appleがリサーチ・トライアングル・パークへの大規模投資を発表する意向を示唆している。通称「トライアングル」として知られるこの地域は、ローリー、ダーラム、チャペルヒルという3つの主要都市によって区切られている。

アップルの計画については、アマゾンが第2の「HQ2」キャンパスの候補地を探しているという報道の中で言及されました。オンライン小売大手のアマゾンは、50億ドル規模のキャンパス建設計画の候補地20カ所にトライアングル地域を含めており、現在のところローリーのダウンタウンが有力候補地となっています。

アマゾンは、オークション形式の入札プロセスで各都市を競わせるなど、第二の拠点獲得に向けた取り組みを大々的に宣伝してきた。一方、アップルはそのような戦略には興味がないことを明確にし、CEOのティム・クック氏は「美人コンテストのようなことはやっていない」と述べた。

同紙は今月初め、アップルが政府当局者らと継続的な交渉を行っており、交渉が実を結べば合意に至るだろうと報じた。

少なくとも1人の情報筋によると、ロイ・クーパー知事を含む当局者が、6年後に源泉徴収税の雇用主負担分の56%を会社に支払うと予想されるインセンティブパッケージを承認すれば、アップルキャンパスの建設は「決定」となる。採用慣行によっては、この数字は90%にまで跳ね上がる可能性がある。

情報筋によると、アップルのキャンパスには少なくとも3,000人の従業員が勤務することになるという。また、最終的な従業員数は5,000人から10,000人になるとの見方もある。

アップルがトライアングル地区への投資を決断した場合、同社はまずケーリーでスペースを借り、その後ウェイク郡のより大規模な300エーカーの開発地に移行するだろうと情報筋は語った。

アップルの初期投資額は約20億ドルといわれているが、高給の仕事の数や立ち上げの早さなどを理由に、一部の関係者は同プロジェクトはアマゾンの提案より価値があるとみている。

本日の報道で引用された情報筋によると、Appleと政府関係者との最近の協議は「誰もが予想していたよりもはるかにうまくいった」とのことで、交渉は順調に進んでいるようだ。しかし、協議で合意に至ったかどうかは不明だ。

アップルは1月に初めて米国の新キャンパスに投資する意向を発表し、その後、同社が複数のキャンパスを運営しているカリフォルニア州やテキサス州には施設を建設しないと発表した。