マイク・ワーテル
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Blackmagic eGPU は、Thunderbolt 3 LG Ultrafine 5K を高速化する最初のデバイスであるだけでなく、USB-C または HDMI でユニットに接続できる 2 つのディスプレイを強化します。
AppleInsiderが検証した他の外付けGPUユニットと同様に、Blackmagic eGPUはThunderbolt 3経由で接続し、外部ディスプレイに接続することで最大限のパフォーマンス向上を実現するように設計されています。しかし、Blackmagic eGPUは、ハックやその他のハードウェアの回避策に頼ることなくThunderbolt 3ディスプレイを高速化できる初めての製品です。
しかし、AppleInsiderは、USB-C LG UltraFine 4KディスプレイをeGPUの下流のThunderbolt 3パススルーポートに接続することで高速化できることを確認済みです。この機能はUSB-Cネイティブモニターだけでなく、USB-C - DisplayPortケーブルでポートに接続されたモニターも高速化されます。
さらに、Blackmagic eGPU は 2 台のモニターをサポートします。1 台はデバイスの HDMI 2.0 ポートに接続し、もう 1 台はネイティブ Thunderbolt 接続、または USB-C から HDMI または DisplayPort ケーブルを使用して Thunderbolt 3 ポート経由で接続します。
この改良の核となるのは、Titan Ridge Thunderbolt 3チップセットです。以前のチップセットであるAlpine Ridgeと最新バージョンの間には多くの変更点がありますが、Titan Ridgeチップセットでは、コンピューターやeGPUがカードに直接接続されたモニターにビデオを送信するだけでなく、Thunderbolt 3のストリームのどの時点でもDisplayPort信号を注入できるようになりました。
Titan Ridgeチップセットは、8Kディスプレイを圧縮なしで30Hz、またはディスプレイストリーム圧縮を使用した場合は60Hzで動作させることを明示的に許可しています。ただし、帯域幅は依然として40Gbit/秒に制限されているため、2台の5Kモニターをデイジーチェーン接続することはできません。
Intelが新たに発表したTitan Ridgeコントローラチップの1つは周辺機器向けであり、Thunderbolt 3 RAIDなどのユースケースにおいて、USB 3.1の低速速度でUSB 3.1 Type-Cホストに接続できるようになります。Alpine Ridgeでは、Thunderbolt 3 RAIDはMacBookに搭載されているようなUSB 3.1 Type-Cコネクタには全く接続できません。
既存のAlpine Ridge周辺機器はTitan Ridgeデバイスと互換性があり、その逆も同様です。つまり、2016年または2017年モデルのAlpine Ridge搭載MacBook Proでも、Titan Ridge搭載のBlackmagic eGPUに接続し、USB-Cの「代替モード」のいずれかで接続されたディスプレイを使用できます。
Apple の 2018 MacBook Pro シリーズには、Intel JHL7540 Titan Ridge コントローラーが搭載されています。
Blackmagic eGPU は現在一部の Apple ストアで 699 ドルで販売されており、Apple.com でも購入できます。