ウィリアム・ギャラガー
· 1分で読めます
ジョニー・アイブ
報道によると、元アップル社のデザイナー、ジョニー・アイブ氏のLoveFrom社とソフトバンクの間の協議は、iPhoneがスマートフォンを永遠に変えたのと同じように、AIの利用に革命を起こすデバイスの開発について行われているという。
AI搭載ハードウェアデバイスの開発をめぐる両社の提携に関する最初の報道に続き、新たな詳細が明らかになった。その中には、ソフトバンクがこのプロジェクトに10億ドル以上の出資を交渉中であることも含まれている。
フィナンシャル・タイムズによると、匿名の情報筋3人が、ジョナサン・アイブ氏がサンフランシスコのスタジオでOpenAIのサム・アルトマン氏とブレインストーミングセッションを行っていると報じている。セッションは、OpenAIの技術を活用した新しい消費者向け製品がどのような機能を持ち、どのような外観になるかを中心に進められたとされている。
報道によると、その狙いは、iPhoneのマルチタッチ技術がモバイルインターネットの利用を爆発的に加速させたのと同じようなものを見つけることだという。必ずしも電話機そのものになるわけではないが、2007年のiPhoneのように斬新でありながらすぐに理解できるユーザーインターフェースを提供することを目指している。
アイブ氏は、ユーザーの画面への依存を減らすコンピューター操作の方法を見つけることにも熱心であるようだ。
ソフトバンクの孫正義社長は、資金拠出に加え、このデバイスに同社のARM部門が製造したプロセッサを搭載することを提案していたとみられる。
孫氏、アイブ氏、そしてアルトマン氏の間では、それぞれの会社の専門知識を結集した新会社を設立することについても協議が行われている。報道によると、関係者は協議が「真剣」なものだと述べているが、まだ合意に至っていない。
情報筋によると、合弁事業の正式発表までには数ヶ月かかる可能性があるという。また、デバイス自体の開発には数年かかる可能性が高い。