AppleInsiderスタッフ
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この情報は、進行中の交渉に関与しているとされる2人の情報筋から得たもので、CNetのグレッグ・サンドバル記者が取材した。月曜日に発表された報道によると、Appleはハリウッドの大手映画スタジオに対し、顧客がAppleのリモートサーバーにコンテンツを保存できるようにするライセンスを発行するよう説得する取り組みを「強化」しているという。
Appleは1年以上前からスタジオと協議を重ねていると言われているが、まだ契約には至っていない。同社は火曜日、来週開催される世界開発者会議(WDC)の基調講演で「iCloud」と名付けられた「近日公開予定のクラウドサービス」を発表すると発表したが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
ハリウッドのスタジオとの契約を阻む大きな障害の一つと言われているのが、いわゆる「HBOウィンドウ」だ。これは、大手6社の映画スタジオのうち3社がHBOと配給契約を結んでいるというものだ。この契約条件では、映画がHBOで初公開されると、他の配給会社はその作品の販売または配給を停止しなければならない。
業界関係者は、HBOの契約期間問題に関する合意が成立すると予想していると報じられているが、6月6日の基調講演までに合意に至れるかどうかは現時点では不明だ。しかし、AppleがHBOの契約期間の影響を受けないスタジオ、つまりディズニー、パラマウント・ピクチャーズ、ソニー・ピクチャーズとの契約を発表する可能性はある。
アップルは、ソニー、EMIグループ、ワーナー・ミュージック・グループの3社と合意に至ったとみられている。また、最大のレコード会社であるユニバーサル・ミュージック・グループも、合意に近づいているとの噂がある。
報道によると、iCloudサービスはユーザーのiTunesライブラリをスキャンしてミラーリングし、クラウド内のコンテンツへのアクセスを提供するとのことです。映画やテレビ番組のストリーミングサービスも同様の仕組みで、ユーザーが所有するコンテンツを検証し、インターネットに接続されたあらゆるデバイスからライブラリへのアクセスを許可する可能性があります。
AppleInsiderの情報筋によると、iCloudは、年間99ドルでクラウドベースの連絡先とカレンダーの同期機能を提供する現在のMobileMeサービスの後継となる予定だ。この新サービスは、来週、Appleの最高経営責任者(CEO)であるスティーブ・ジョブズ氏によってiOS 5とMac OS X 10.7 Lionのリリースと同時に発表される予定だ。