ニール・ヒューズ
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エバーコア・パートナーズのアナリスト、ロブ・シラ氏によると、過去3年間、AAPLの株価は、同社がiPhoneの供給が逼迫していると発表した後の四半期で2.2倍の上昇を見せた。また、経営陣がiPadの供給が逼迫していると発表した後の四半期でも、株価は1.2倍の上昇を見せた。
そして、iPhone と iPad の両方が Apple の幹部によって制約されていると指摘された 2010 年 6 月四半期には、同社の株価はその後の 3 か月間で 26 パーセント上昇しました。
対照的に、2011 年 10 月、Apple は iPhone または iPad が制約を受けていることを報告せず、その後 3 か月間で株価は 0% 上昇しました。
シフラ氏は、製品が制限されている時にAAPL株のパフォーマンスが上昇するのは、投資家が顧客が競合他社の代替品を買うのではなく、独自のApple製品を待つことを認識しているためだと推測している。また、供給が需要を上回った場合、投資家はAppleが供給を満たせていた場合の株価がどうなっていたかを想像できると述べた。
シフラ氏は、9月四半期のiPhone販売台数を2,400万台と予測しており、これは前年同期比39%増となる。数百万台程度の上振れの可能性もあると見ているものの、12月には好調な四半期が続くと期待している。
シフラ氏は、ホリデーシーズンの四半期でiPhoneの販売台数を4,900万台と予測しており、これは同社にとって新記録となる。しかし、たとえこれだけの販売台数があったとしても、需要は初期の供給をはるかに上回るとシフラ氏は考えている。
具体的には、Appleが次期iPhoneで新型インセルタッチパネルに移行すると予想されていることから、供給が制限される可能性があると同氏は考えている。また、Qualcommの28ナノメートルベースバンドの供給は、少なくとも12月までは需要に遅れをとると予想されている。
エバーコア・パートナーズは、AAPL株の目標株価を従来の750ドルから800ドルに引き上げた。投資判断は「オーバーウェイト」を維持した。